スポンサーリンク

2017/6/12 加筆・修正

まえがき

はじめまして。妻と二人暮らしをしている30歳の男性です。

僕は人生で3回ベッドを買い換えています。はじめは大学入学時、次に就職を機に上京したとき、直近では結婚後。

もともと損をしたくない貧乏性のため、ベッドのような高額の買い物をするときは、ゲロを吐きそうなくらいアイテムを比較・検討してから購入します。特に妻と二人で利用するダブルベッドを購入するときは一年もの時間をかけて、本当に納得できるベッドを探し当てました。

今回の記事には、そんな僕のベッドを購入する際の知識と経験をギュギュッとまとめています。

ベッド選びに悩み苦しむ方は読んで損のない内容になっていると自負しています。どうぞごゆっくりご覧ください!

ベッド選びの基本と勘所

ベッドを選ぶ際に最低限知って起きたい、基本的なことをお話します。これを知っていると知っていないでは、購入するベッドの質に明らかな差が出ます。ベッド選びで損をしないためにも抑えておきましょう。

マットレスにお金をかけろ!

ベッドを買うといっても、大半の場合、ベッドはベッドとして売っていません。

「何を言ってるんだ?」と思われるでしょうが、自宅にベッドを用意するためには最低限2つのアイテムを購入する必要があります。その2つとは、マットレスベッドフレームです。

ベッドフレームとはベッドの枠組みのことで、地面に置きます。

マットレスとは、ベッドフレームの上に置き、実際に寝る人の体を支える厚い弾力性のある敷物のことです。

この2つを組み合わせて、ベッドとなります。ニトリや無印良品など、メーカーによってはフレームとマットレスをセットで販売していたり、マットレスに簡易的な足を付けたベッドフレーム不要のマットレスを販売しているところもありますが、大半はフレームとマットレスを別々に買う必要があります。

そして、2つのアイテムの内、実際の寝心地に強く影響するのがマットレスです。

寝心地、快眠を求めてベッドの買い替えを検討している方は、ご予算のほとんどをマットレスに当ててください。ベッドフレームは安物で構いません。

ベッドフレームは絶対買う

「安物でいいなら、そもそも買わなくてもいいんじゃ?」
「マットレスだけで寝ちゃダメなの?」

という気持ちになるかもしれませんが、絶対に止めてください。なぜなら、

高確率でカビます。

カビる原因は2つ。まず結露。冬場を想像していただけると分かりますが、床、冷たいですよね。しかしマットレス自体は人の体温で温かくなっています。この差で結露が発生し、マットレスにカビが発生します。

もう1つは純粋に湿度。日本は高温多湿なので、そもそもがカビの発生しやすい気候です。フレームを置くことで地面とマットレスの間に空気の通り道ができるので、カビが発生しにくくなります。

せっかく高いお金をかけて良いマットレスを買うのであれば、できるだけ長く使いたいところ。変にケチると損をします。ベッドフレームは買いましょう。

予算の考え方

マットレスの価格は基本的に高いです。いままで寝具に気を使ってこなかった方からすると、有名どころのマットレスなんかは目ン玉飛び出るくらいの値段だったりしますよね。かくいう僕も、価格優先の無印良品のシングルベッドから、健康や寝心地を優先したブランド製ベッドに買い換えるときに凄まじく葛藤しました。

ただこれ、よくよく考えれば数十万円という価格も腑に落ちるんです。

一般的なマットレスの寿命は約10年と言われています。そこで、例えばあなたが15万円のベッドを買ったとします。10年使うとして、ひと月あたり¥1,250(¥150,000 / (10年 * 12ヶ月) = ¥1,250)。つまり、一日あたりたったの ¥40 の支出で済むわけです。2日に一回、ジュースやお菓子を減らせばペイできるくらいの金額です。

そしてこれが最も大事なんですが、あなたが一日の大半を過ごす場所はどこ? そう、ベッドです。

椅子や机もそうですが、人が長い時間を過ごすアイテムは体や健康に与える影響が大きいです。特に、一日の疲れやストレスを回復する上で最重要とされる「睡眠」を支えるアイテムなのですから、ベッドにはお金をかけるべきなんです。ここを変にケチってしまうと、体調を崩したり仕事上のパフォーマンスを損ってしまい、却って損をします。

知人や友人に聞くと「ベッドに10万円も出せないよ!」という人は多いです。しかし、一日に見ない日も多いテレビのような家電に数万円使うことや、たまにしか乗らない車やバイクに数十万円かけることよりも、よっぽど有意義なお金の使い方だと確信しています。

ベッドの購入を考える皆さんには、「一日のうちで触れている時間の多いもの」という観点で、改めてベッドの予算を見積もり直すことをオススメします

合うマットレスは人それぞれ

当たり前の話なんですけど、人の体格は千差万別。すべての人に合うマットレスはありません。

そこで一番大事なのは、気になるアイテムがあったら実際に寝てみること。僕も実際にやったことですが、ネットでめぼしいマットレスを幾つかピックアップしたら、大型の家具屋に行って実際に寝てみることをオススメします。

ちなみに。

僕が直近で買ったのは日本ベッドという会社のマットレスですが、購入前の最後の確認として、購入予定のマットレスが置いているシティホテルを探し、宿泊料金の安い平日の夜を狙って、本当の意味で一晩寝てから購入を決めました。

ここまでやる必要が果たしてあるか……というと、睡眠にかけるガチ度次第なところではありますが、真似されたい方向けに書いておきますと、マットレスの会社には大抵ホテルなどへの納入実績が記載されていますので、そちらを参考にマットレスを試せる宿を探してみてください。部屋によってマットレスが異なる場合や、一度は納入したけど今は別の会社のものを使っていることも考えられますので、実際にお泊りになる際はホテルまで実際に確認を取るのが確実です。

この記事を始め、インターネットにはベッドやマットレスに関する情報がたくさんあります。しかし、それはあくまで個人の感想。最終的にはご自身で寝た印象で判断するのが一番です。

とは言え、すべてのマットレスで試しに寝てみることは難しいです。試しに寝てみたいと思えるような、めぼしいマットレスを見つけるための可能な限りの情報提供をこの記事では行います。ぜひ参考にしてください!

ベッドフレームの選び方

ベッドフレームの必要性は「ベッド選びの基本と勘所」で述べました。ここでは、どういった基準でフレームを選べばよいかをお教えします。

サイズを決める

例えば「ゆったり寝たい」のか、「広さよりも安さ」なのか、「一人で寝る」のか「二人で寝る」のか、「一人で寝るときもあれば二人で寝るときもある」のか。

コスト、好み、利用するシーンによって、サイズ選びは異なります。簡単な表を用意したので、ご自分に合うサイズはどれなのか確認してください。

サイズ 人数 イメージ 利用例
シングル 95~105cm 1人 小柄な人はゆったり、大柄な人はぴったり 一人暮らし
セミダブル 105~130cm 1人 大柄な人もゆったり、2人でも寝れる 一人暮らし・半同棲
ダブル 130~150cm140cm 2人 2人でぴったり 同棲・夫婦
クイーン 150~170cm 2人 2人でゆったり 夫婦でゆったり
キング 180~210cm 2人+α 2人でゆったり、子供も一緒に寝れる 幼児と3人暮らしの家庭

そして、買う前はあまり気にしないけど、実は重要な点があります。それが、高さ。

安いマットレスは比較的薄い傾向にありますが、有名メーカーなどのしっかりとした作りのマットレスは結構な高さが有るものが多いです。

僕が無印良品から日本ベッド製のマットレスに買い替えたときに、最も想定外だったのがこの高さです。高さが出ると、身長によっては寝る時や起きるときに意外とストレスになります。

かくいう僕も、買い替え直後はかなりの違和感がありました。次第に慣れて、今はなんとも思わなくなりましたが…。人によっては、ずっと違和感が消えないかもしれません。

ベッドフレームを選ぶ際は、マットレスと合わせたときにどれくらいの高さになるかを事前に調べ、シミュレーションしておくことをオススメします。

ヘッドボードについて


棚が付いていたり、LEDのライトが付いていたり、小物入れが付いていたり、ベッドフレームを選ぶ時はヘッドボードのオプション選びに悩まれると思います。

しかし、個人的にはヘッドボードの無いシンプルなベッドフレームをオススメします。

これは僕がベッド選びで唯一失敗したと後悔している経験からの助言です。

NewImage

この写真は我が家のベッドヘッドです。「寝る前に本読んだりゲームするかな?そしたらライトと収納あったら便利かな?」と思いLEDライトと収納付きのフレームを購入しましたが、ライトは部屋の明かりをつければいいし、収納はベッドサイドの机で事足りています。ベッドヘッドのオプションはマジで全く活用していないです。唯一電源タップは充電器を指して使っていますが、部屋の電源タップから線引っ張って使えばいいだけのことです。

「どうせ買うなら」と、ベッドヘッドのオプションは魅力的に見えますが、ほんとに使うか?と買う前によーーく考えてください。ベッドヘッドを付けないほうが縦の長さを節約できますし、よほどの理由がない限りは余計なオプションは要らないです。

オプション無しにすれば一万円は節約できたのでほんとに後悔。皆さんは後悔のないよう、じっくり考えてください。

収納はやっぱり便利

当たり前の話しですが、ベッドを置くと、ベッドを置いたスペースが死にます

ものすごく広い家に住んでいるブルジョワジーなら話しは別ですが、日本の家は基本的に狭いです。ベッドスペースは部屋の面積に対して無視できない広さを占めますので、このスペースを殺すのは勿体無い。ぜひ有効的に活用してください。

そこで収納付きのベッドフレームがオススメなわけですが、ここで絶対に絶対に注意して欲しいのが、スライド式の収納フレームだけは買っちゃいけない!ということ。

スライド式 = 引き出し式 の収納がイケてない理由は、

  • 奥に閉まってある物を取りづらい
  • 他の家具が邪魔をして引き出しを開けづらい(狭い部屋だとよくある)
  • 引き出しの枠組みの分だけ収納スペースが減る
  • 枠組みの分だけ、高さのあるものを入れづらい

など。一見よさそうに見えるけど、使ってみるとロクなもんが入らないことに気付きます。それこそ下着やタオルくらいの小物を入れる分にはいいですけど、そういった小物は今ある収納で事足りますよね?

収納付きのベッドフレームを買うなら、絶対に、間違いなく、ガス圧式の跳ね上げできるもの が最高に便利。

我が家で使っているのがまさにそれなんですが、こいつはスライド式のデメリットをすべて解決してくれます。上開きなので他の家具に邪魔されないし、奥にあるものも取りやすい、枠組みもないのでベッド下のスペースをフルに使える。収納が広い = それだけ部屋が広く使える ということですので、絶対的な正義です。

NewImage

我が家の収納状況です。汚くてごめんなさい。

ゲーム機や家電の箱、ダーツボード、アナログゲーム、書籍、シーズン外の布団、CD、書類、文房具、etc…と、相当な量のアイテムを収納しています。かさばる&目の付くところに置いておきたくない物をしまうにはぴったりです。

とは言え、非力なうちの妻でも簡単に持ち上げられるガス圧式なので、さっと取り出したいもの(本、ゲーム)なんかを入れておくにも便利ですよ。

デメリットは、普通のベッドフレームより値が張ること。しかし、値段以上の利便性を提供してくれることは間違いないです。

ちなみに、このタイプのフレームはガス圧式という名称のほかに、跳ね上げといった名称で販売されていることも多いです。お探しの際はこちらのキーワードにも注目してみてください。

おすすめベッドフレーム

ここまでの情報をまとめます。

  • サイズは利用するシーンに応じて決める
  • マットレスと合わせたときの高さをシミュレーションする
  • ベッドヘッドは本当に必要かじっくり考える
  • 収納は「ガス圧・跳ね上げ」式のリフトアップできるものが絶対的正義

僕が購入したベッドフレーム

当時ガス圧式で最も安いベッドフレームを探したところ、ニトリの「アクアシリーズ」というフレームが最安だったのでこちらを購入しました。

¥76,096。ベッドヘッドを除けば、1万円は価格が下がったと記憶しています。

楽天市場 購入履歴一覧

しかし、残念なことに現在は取り扱っていないようです。そこで、こちらと条件が同じで最安値の商品を探しました。

現在もガス圧式はニトリが最安

調べてみると、現在もニトリのガス圧式フレームが最も安かったです。しかも、僕が買ったものと同条件で僕が買ったときよりも安くなっていました。ニトリやりますね。

ガス圧式のフレームを探すと、シングルやセミダブルまでは選択肢が多いのですが、ダブルで探すと極端に選択肢が減るんですよね。そして値段がグンと上がる。そんななかで、ニトリだけは低価格でダブルのガス圧式フレームも用意してくれています。ダブルのベッドフレームとなると、コスパ的にニトリ一択になるんじゃないかな?

ただし、真偽のほどは定かではありませんが、僕が調べた中でニトリのベッドフレームに良くない噂がありました。

それは、「フレームから虫が出てきた」というもの。

ログが拾えないのでソースを出せないのですが、確か2ちゃんのスレで言及されていました。僕は「そいつが運悪かっただけだろー」と購入をためらいませんでしたが、気になる方は気になる…と思います。

ただ、仮にそういった問題が起きたとしても、5年間の保証が付いているので安心して購入して良いのではないでしょうか。木製の製品である以上、木を食う虫が付いてしまうリスクは0に出来無いみたいです。ニトリ以外の商品でも、木製の輸入家具では稀にある話のようですので。

どうしても気になるという方は、設置する前と設置したあとの半年に一回、このようなキクイムシ対策の防虫スプレーを振り掛けることをオススメします。

マットレスの選び方

次は肝心のマットレス。寝心地を大きく左右するのがこのマットレスですから、購入前にきちんとマットレスについて勉強しておきましょう。

マットレスのことを理解すれば、自分に合うマットレスがきっと見つかります。

マットレスの種類と比較

マットレスは大きく分けて二種類に分類できます。それは、

  • コイルタイプ
  • ノンコイルタイプ

です。分かりやすく説明すると、マットレスの上でジャンプしたとき、びよんびよんと跳ねるのがコイルタイプ跳ねないのがノンコイルタイプです。それぞれの特徴をご説明します。

コイルタイプ

コイルタイプは更に二種類に分類できます。それは、

  • ボンネルコイル
  • ポケットコイル

です。それぞれメリットとデメリットがありますが、一般的にはポケットコイルの方が質が高いとされ、1〜2万円ほど価格も高いですね。

ボンネルコイル

NewImage

ボンネルコイルはバネが連結しています。体をで支える作りなので、固めの寝心地になるのが特徴です。

メリット:
– 耐久性が高い
– 安価
– 通気性が良い
– 寝返りが打ちやすい

デメリット:
– 「ギシギシ」という音がしやすい
– 臀部や肩に負荷がかかりやすい
– 振動が伝わりやすい

ポケットコイル

NewImage

ポケットコイルはバネが独立しています。体をで支える作りなので、身体の曲線に沿って柔らかく包み込まれるような寝心地になるのが特徴です。

メリット:
– 振動が伝わりづらい
– 身体の形状に沿うので、立っている状態に近く身体への負荷が少ない
– 「ギシギシ」という音がしない

デメリット:
– 高価
– ボンネルコイルよりは通気性が悪い
– コイルが独立している分、人によっては寝返りがし辛いと感じることもある

ノンコイルタイプ

NewImage

上記写真のような低反発素材、高反発素材、各社独自で開発している新素材などで作られたマットレスです。種類が多いので特徴は様々なのですが、多くのノンコイルタイプのマットレスに言える特徴を紹介します。

メリット:
– 安価
– 省スペース
– 収納できる

デメリット:
– 通気性が悪い
– 寿命が早い

マットレスの特徴から好みで選ぶ

タイプごとのマットレスの特徴についてはここまででご説明した通りです。マットレスの特徴とご自身の好みを照らし合わせて、あなたに合うマットレスをお選びください。

「好みって言われても……」という方に向けて、ベッドを利用するシーン・タイプ別にどういったマットレスを選ぶべきか、その指標を書きました。次の項目をご覧ください。

シーン・タイプ別マットレスの選び方

ここでは、シーンやタイプ別にどういったマットレスを選べばいいのか、その目安を書きました。あなたのマットレス選びにお役立てください。

二人暮らし(新婚・夫婦・カップル)

二人暮らしをされている方でベッドを買う時に迷うのが、ダブルベッド以上のサイズを1台買うか、シングルベッドを2台繋げるかだと思います。独身時代に使っていたシングルベッドがあればなおさら迷ってしまいますよね。かくいう僕がそうでした。まだ使えるのに、捨てるのは勿体ないかな?と。

ずばり、お二人の生活と性格によって最適な選択が決まります。

  • 生活リズムが違う(寝る時間・起きる時間が異なる)
  • (いずれかが)少しの振動でも目が覚めてしまう質だ
  • (いずれかが)頻繁にトイレに起きる

上記のいずれかに該当するカップル・ご夫婦は、間違いなくシングルサイズ2台をオススメします。こちらに該当しない場合は、それぞれのメリット・デメリットを比較して決めると良いでしょう。

シングル2台

こちらのメリットはまず上でも説明した通り、振動が伝わりづらいところ。そして一番大きいのが、夫婦でマットレスの硬さの好みが違う場合に、お互いの好みでマットレスを選べるところです。

デメリットは谷間が出来てしまうこと。マットレスは腰掛けることを考慮して、四辺を丈夫に、硬く設計しています。そのため、寝返りをうったときなど谷間付近に転がると、固い辺と辺に挟まり、身体が休まるどころか寝てる間に疲れが溜まってしまう可能性があります。

また、はまる危険もありますので、お子さんが生まれたときに川の字で寝たいと考えている方にはオススメできません。ただし、谷間を解消するパッドも販売されているようですので、こちらのデメリットは解消することは可能です。

ダブルサイズ以上1台

メリットは谷間が出ないこと。最も重要なメリットがシングルサイズ2台より価格が安いこと

例として、僕が利用している日本ベッド社製「シルキーポケット」でシミュレーションしてみましょう。ベッドフレームはベッドフレーム編で紹介したニトリ社製のものにします。 2017/06/14 時点での楽天最安値を参考価格にします。

まずシングルサイズを2台並べる場合。シングルサイズ2台分の横幅はクイーンサイズ1台でははみ出してしまうので、ベッドフレームはシングル二台分を揃える必要があります。シングル1台の価格が税込み ¥120,960、ベッドフレームの価格が ¥44,899ですので、(¥120,960 + ¥44,899) × 2 = ¥331,718

ダブル1台の場合は、マットレスが¥155,520、ベッドフレームが¥59,900ですので、¥155,520 + ¥59,900 = ¥215,420

差額はなんと、¥116,298にもなります。この差は大きいです。

※シングルサイズの参考:

※ダブルサイズの参考:

デメリットは、シーツやベッドパッドといった寝具が、シングルサイズと比べて品数が少ないことです。クイーンやキングサイズとなると、小さい家具店では取扱いしていないことも多いです。あとは洗濯がちょっと大変ですね。シーツを干すときに結構なスペースを取るので、狭いうちのベランダでは上手に干せず、ぐちゃっと重ねて干さざるをえなかったりします。

個人的にはネットでしか寝具を買わないので、販売数の少なさはあまり問題には感じていなかったりします。

あとは振動が伝搬する点。ただし、マットレス編でご説明したように、この問題はポケットコイルのマットレスで寝ることで大きく改善されます。マットレスによっては一切振動が気にならないものもあるでしょう。

かくいう我が家のマットレスも一切揺れが気になりません。妻は物音や揺れに敏感なタイプですが、僕がトイレに起きたり、寝返りをうったりするのを気にしたことは無いそうです。

予算を抑えるためにダブル一台にしたいけど振動の伝搬が気になる方は、夫婦でお求めの商品が置いてある家具屋に足を運んで、お互いに寝返りをうって振動が伝搬しないことを確認することをオススメします。僕たち夫婦ももちろん事前に確認しました。

子供がいる家庭

お子さんが小さい場合は、二人暮らしの項目で書いたように、ダブルサイズ以上のベッドで川の字に寝るのがオススメです。

川の字で寝るには少し大きいかな?という場合は、価格の安いノンコイルタイプのマットレスがオススメです。

というのも、子供の身体は大人ほど健康面の問題を抱えていない上に、常に身体が成長するので長く利用するとも限りません。また、お漏らしのリスクもありますので、高価なマットレスを用意するのではなく、洗いやすかったり、常に清潔な状態を保てるセレクトが良いでしょう。

一人暮らし

気をつけたい点は2つ。

一つは搬入経路。一人暮らしのお部屋は搬入経路がドアのみの場合が多く、あまり大きいサイズのベッドは運び入れるのが難しいケースが多いです。

二つ目は収納。一人暮らしのお部屋はスペースが限られている場合が多いです。そのため、ベッドを置くスペースはできるだけ収納を兼ねたいです。

ベッドフレーム編で紹介したような、ガス圧式や跳ね上げ式の収納付きベッドフレームを選びましょう。

小柄な人

柔らかく、点で支えるようなマットレスがオススメです。つまり、ポケットコイルかつ、硬さを示す表記にソフトと書いてあるようなものが良いでしょう。

なぜかというと、小柄な人が面で支えるボンネルコイルのような硬いマットレスに寝てしまうと、身体の重さに対して反発が強すぎるため、負荷が大きくかかってしまうのです。

小柄な方は、ポケットコイルソフトといったキーワードでマットレスを探してください。

僕のオススメは「シルキーパフ」。実際に家具屋で寝転がりましたが、ふんわりとして物凄く優しい寝心地でした。僕のような180cm/80kgの大男には毎日寝るには柔らかすぎますが、小柄な方には最高の寝心地だと思います。ぜひ試していただきたいベッドです。

大柄な人

硬めかつ面で支えるようなマットレスがオススメです。予算を抑えるならボンネルコイルも良いでしょう。しかし、個人的にオススメしたいのはポケットコイルのハードタイプ。そして、詰め物は薄いものが良いです。より硬さが出ますので。

なぜ大柄な人には硬いマットレスが良いかというと、大柄な男性がソフトタイプのマットレスに寝るとものすごく沈みます。沈むと、極端に寝返りが減るんですね。

寝返りが減るとどうなるか。身体の一箇所に負担がかかるので、疲れます。具体的にいうと、血行が悪くなるのでコリが増えます。そして、マットレスが沈み込むと背骨が平常時よりも曲がってしまいますので、椎間板への負担が増えて、腰痛の症状が出やすくなります。

このような理由から、大柄な人はボンネルコイルやハードタイプといった硬いマットレスがおすすめになるわけです。経験上、寝ても疲れが取れないと言っている体格の良い人は、まずマットレスが柔らかすぎないか確認した方がいいですね。

しかし!ここがマットレス選びの難しいところですが、硬ければ良いというわけでもありません。仮に硬いマットレスが正義なのだとしたら、床で寝るのが最も健康的なはず。でも、違いますよね?床で寝た経験のある方は分かると思いますが、筋肉や骨が疲労して、身体中がバキバキに痛みます。

そこで、硬いだけじゃなく、体圧をきっちりと分散してくれるハードタイプのポケットコイルマットレスがオススメになるわけです。

ぜひ、大柄な方はポケットコイル ハードというキーワードでマットレスを探してください。

僕のオススメは、きちんと体圧を分散しつつも、寝返りをうちやすい硬さの「Rev7.Nブルーラベル」。店頭でごろごろ横になりましたが、詰め物も薄いし良い感じでした。この質でこんなに安くていいの?みたいな、コスパに優れたマットレスですよ。

ちなみに、僕が一人暮らしだったら確実にこれを選んでました。ぜひ店頭で横になってみてください。

腰痛持ち

「大柄な男性編」と同じく、下記の基準でマットレスを探すと良いでしょう。

  • 沈み込まない
  • 寝返りがうちやすい
  • きちんと体圧を分散する

よって、腰痛持ちの方にも「Rev7.Nブルーラベル」はオススメです。

が。 症状が強く出る方には、より「体重を支えながらも身体のラインに沿った寝姿勢を保ち、体圧を綺麗に分散」してくれるマットレスがオススメです。

このような質の高いマットレスを探すには、コイル数が一つの基準になります。コイル数が増えるにつれて価格も高くなるのが一般的です。

コイル数が多いということは、それだけ体圧を綺麗に分散し、身体のラインを綺麗に出してくれるということです。店頭でお探しになる場合は、マットレスのラベルにコイル数が書かれている(コイルの太さや長さも)ので注目してみてください。

よって、ポケットコイルの質に自信を持っているメーカー製のマットレスがオススメです。なかでもシーリーやサーターと並び3Sと称される「シモンズ」はポケットコイルの雄と言って良いでしょう。間違いない買い物が出来ると思います。カタログを読んでシモンズのラインでハードタイプのマットレスを調べました。ご確認ください。

  • エクストラハード(¥165,000)
  • ゴールデンバリュー(¥165,000)
  • スムースフィットミディアム(¥185,000)
  • シモンズエグゼクティブ(¥215,000)

価格はシングルサイズの定価です。まあ、やっぱり、高いですよね(笑)しかし明らかに物は良いので、ぜひショールームで実際の寝心地を確かめてみてください。

先程から何度か紹介している日本ベッドですが、こちらもポケットコイルで有名な会社です。ホテルはもちろん、宮内庁でも利用されるほど信頼と実績のあるマットレスを作っています。

日本ベッドは自分が利用しているマットレスの会社だけあって、自然と他の会社のマットレスよりもおすすめポイントを多く紹介してしまうのですが(笑)、それは使い心地に満足しているからこそですので、一つの意見として聞いていただけると嬉しいです。

えー、日本ベッドは詰め物を非常に薄くしています。これは、コイル自体に自信を持っているから出来ることなんです。

というのは、通常、詰め物をすればするほどアタリが良くなり、「気持ちいい・寝心地が良い」と感じやすくなるのですが、詰め物は劣化が早いため、詰め物の多いマットレスは、購入時の寝心地をすぐに損なうケースが多いです。しかし、日本ベッドはコイル自体の完成度が高いので、詰め物をしなくてもしなやかな寝心地を提供することを可能としています。

また、体圧の分散自体はすべてコイルが担っています。詰め物を薄くすることで、体の動きが繊細かつダイレクトにコイルに伝わるので、身体のS字ラインを綺麗に保ち、理想的な寝姿で過ごすことできます。

もう一点オススメなのは、日本ベッドが日本の会社ということ。日本人の身体をしっかり理解した上でマットレスを作っています。

日本ベッドの「シルキーポケット」を試したときに担当者の方に伺いましたが、コイル自体は他社のコイルと比べると柔らかいそうです。しかし、搭載するコイルの数が圧倒的に多い影響で、ポケットコイルにも関わらず、面に近い受け止め方を可能にしていると仰っていました。

「体圧を分散しつつも、しっかりと身体を支える」。まさに腰痛持ちの方にこそオススメしたいマットレスです。自信を持ってオススメできます!ぜひ店頭で試してみてください。

「シルキーポケット ハード」がオススメですが、レギュラーや、別ラインの「ビーズポケット」も試してほしいです。腰痛が強めに出る方にはビーズポケットの方が合っているかも?シルキーポケットよりも、しっかりとしなやかに身体を支えてくれる印象です。

半同棲

同棲はしていないけど、週末は恋人が泊まりに来るとか、週の半分は恋人と過ごすとか。メーカーや硬さ・柔らかさは個人の好みで選んでもらえればと思いますが、ことサイズに関してはセミダブルが圧倒的にオススメです。

ダブルを買うほど頻繁に相手が来るわけじゃないけど、シングルで二人で寝るには窮屈だな…って方にはこれ以外の選択肢はないと思います。

一人で寝る時も、セミダブルはゆったり寝れてかなりリラックスできます。特に大柄な方はシングルを買わずに少し予算を足してセミダブルを買ったほうがQOLが格段に上がります。

予算別に比較するマットレスメーカー

メーカーの販売するマットレスの平均的な価格で分類しています。

10万円以上

シモンズ(SIMMONS)

1870年創業。高品質かつ高級なベッドメーカーの雄です。

「ポケットコイル」を発明したのがシモンズです。よって、ポケットコイルのマットレスを探すのであれば一度は寝てみたいところ。

個人的にはモノホン感を大事にしたい高給取りの大人が選ぶイメージです。

シーリー(Sealy)

1881年創業。2010年までの30年間、アメリカで連続シェア1位を取ったメーカー。

独自のボンネルコイルが有名で、ふわんふわんの寝心地が特徴です。たびたび雲の上にいるような、と例えられます。

個人的には「姫様ってこんなベッドに寝てんだろうな」、っていう印象のマットレスです。ラグジュアリー感が凄い。

サータ(Serta)

シモンズ、シーリーと並び3Sと称されるビッグブランドの一つです。2011年からはシーリーに代わり5年連続でシェア1位を取っています。ホテルへの導入実績が多いことでも有名です。

サータのマットレスも以前試し寝しました。「ポスチャーコンフォート」。感想は、日本ベッドの「シルキーポケット」に似ているな、と。

シルキーポケットに比べて、こちらのほうが「粘りがある」ように感じました。シルキーポケットは体を横たえた瞬間にクンっとベッドへ沈みこむ感覚があり、その後体全体の体圧を分散させてくれるように体を持ち上げてくれる印象なんですけど、こちらはその動作がシルキーポケットよりももさっとしている感覚です。ちょっと伝わりづらいかな…?

日本ベッド

僕の一押し日本ベッド。1926年創業。日本で最も歴史があります。宮内庁や一流ホテル、迎賓館などに納入実績があります。

特筆すべきはそのコイル数ですね。普通のシングルマットのコイル数は平均して500本程度ですが、日本ベッドのシルキーポケットはその倍以上の1200本が入っています。

日本ベッドを買ってから、一年間寝続けた感想を書いています。

5万円以上

フランスベッド

1949年創業。フランスなのに日本のメーカー。国内の知名度は高いです。日本の気候や風土に適したマットレスを販売しています。

注目したいのは医療や介護に力を入れているので、自動リクライニングのベッドの種類が豊富です。

気になると思うのはその寝心地だと思うんですけど、確かに試し寝したんだけど、あんまり印象ないんです…。よくも悪くもバランスの取れたマットレスだったのだと思います。

東京ベッド

価格の割に高品質のマットレスを作っているという印象。記事中でも紹介しましたが、Rev.7は男性や体格の良い方にオススメです。

ドリームベッド

サータの会社が出すもう一つのラインです。

5万円以下

無印良品

脚付きマットレスが有名。これのシングルを5年くらい使いましたが、ずっとへたらずに頑張ってくれました。最後の1年間は妻とすし詰め状態で寝ていたのに(笑)

健康に不安の無い若い人はこれで十分だと思います。シンプルで部屋に合わせやすいし、何より安い。

ニトリ

ニトリはシーリーやフランスベッドのコイルを借りて、独自のマットレスを作っています。本家のパーツを使って、値段はお安く。その寝心地はかなりのもの!間違いなく、お値段以上です。

ニトリは色んなところにありますから、気軽に試し寝できるのもありがたいですね。

僕が試し寝したときの感想をこちらの記事にまとめてあるので、もしよろしければ参考にどうぞ。

あとがき

疲れた!力を入れて書いたのでかなりの長文になってしまいました。今回の記事がベッド選びで悩む方のお力になれたら嬉しいです。

ベッド選びは何より店頭で実際に寝てみることが大事です。 高い買い物なので、めんどくさがらずに外へ出ましょう!買うのはネットが安いけどね。ポイント付くし。

記事中の説明で分からないこと、気になることがありましたら、ぜひぜひ気兼ねなく twitter までご連絡ください。僕の答えられる範囲でお答えしますので!

それでは、またね!

ひねる(@hnl) | Twitter

Share on reddit
LINEで送る
Pocket