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悩む男性
ベッド選びに悩む人

「良いベッドが欲しいけど、高級過ぎるのはちょっと・・・。コスパが最強のベッドってある?人気のあるマットレスは?10万円以内でおすすめってある?」

この記事では、↑こういった疑問に答えます。

この記事を読むと
  • コスパ最強のベッドが手に入る。それは、身体に優しく、財布にも優しい。

こんにちは、ひねるです。ベッドに詳しいマンです。

2015年に書いた「ベッドの選び方についての記事」がヒットして以降、国内で販売されるほぼすべてのベッドに目を通してきました。

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そんな沢山のベッドの中から、今回は 「コスパ最強」 というテーマでおすすめのマットレスを紹介したいと思います。

「人気メーカーのマットレスは高くて買えない・・・」と思われている方は多いと思いますが、下位モデルであれば、手の届く価格で提供されている物がいくつかあります。中には、ベッドの核を成すパーツが上位モデルと同じという製品も。

いくつかの観点からおすすめのマットレスを紹介していきますので、ぜひ、参考にしてください。

人気メーカーのコスパ最強マットレス(10万円以内のベッド)を、5つに厳選しておすすめ

サータ「ポスチャーセレクト5.8 F1P」

サータ ポスチャーセレクト5 8
  • 3S・サータ(全米売上1位)製
  • しっかりとした寝心地
  • 硬め好きなら上位モデルに勝る

メーカー サータ
希望小売価格 ¥97,200
コイル長 5.8インチ(平行配列)
コイル線径 1.9mm, 臀部&両サイド2.0mm
詰め物 ハードウレタン
表布地 ジャンプキルト
硬さタイプ 無し(1タイプのみ)

世界3大ベッドメーカー(3S)である、サータ製のマットレス。”ポスチャーセレクト”というシリーズの下位モデルです。

同シリーズのグレードは「7.7F1N > 7.7F1P > 6.8F1N > 6.8F1P > 5.8F1N > 5.8F1P(当モデル)」という順序で並び、グレードを分ける要因には、

  • 寝触り・体あたりの良さ(詰め物の種類)
  • 柔らかさ(コイル長)
  • ゾーン数(負荷のかかりやすい部位を支える。5ゾーン > 3ゾーン)

という項目が挙げられます。

グレードは最下位という位置付けですが、ベッドとしての質が上位のモデルに劣るとは言い切れません。

確かに、詰め物の差で体あたりの良さは変わります。優れた詰め物はふわっと体を受け止めてくれるので、体を横たえたとき、明確に「気持ち良い」と感じられます。

しかし、詰め物に使われる素材はどうしても経年劣化でヘタってしまうもの。ですから、マットレス自体に優れた詰め物を望まなくとも、数年ごとに交換する前提で好みのベッドパッドを使用するというのも、決して悪い選択肢ではありません。

コイル長に関しても、長ければ長いほど良いというわけではなく、むしろしっかりとした硬めの寝心地が好みであったり、体格が大柄である場合には、短めのコイル、つまり当モデル「5.8F1P」こそ、ベストな選択になり得ます。

シーリー「エッセンシャルズ™ TT」

シーリーエッセンシャルTT
  • 3S・シーリー(全米売上2位)製
  • 硬めの寝心地
  • 日本人好みのしっかりとしたマット

メーカー シーリー
希望小売価格 ¥80,000
コイル長 不明(ポスチャーテックコイル)
コイル線径 2mm・5巻
詰め物 ソフトウレタン、プロファイルウレタン、ウレタン
表布地 ニット(ポリエステル83%, レーヨン17%)
硬さタイプ 無し(1タイプのみ)

全米2位である、3S・シーリー製のマットレス。”シーリー レスポンス”というシリーズの下位モデルです。

同シリーズのグレードは「エッセンシャルズEPT > エッセンシャルズPT > エッセンシャルズTT(当モデル)」という順序で並び、グレードを分ける要因には、

  • 寝触り・体あたりの良さ(ピロートップの有無)
  • 荷重に対するサポート(”センターサポート”という詰め物)

という項目が挙げられます。

こちらのマットレスも同シリーズ内で最下位のグレードではありますが、「サータ ポスチャーセレクト」で説明したのと同じ理由で、上位モデルに劣るとは言い切れません。

硬めの寝心地が好みの方や大柄の方におすすめできるマットレスです。ベッドパッドを用意すれば体へのあたりを和らげることもできるので、硬すぎるという場合にも適宜調節が可能です。

シーリー製のマットレスは、コイルが連結しているという特徴から、振動が伝わりやすいです。個人的に、シングル以外の利用はオススメしません。

シモンズ「AB1731A 5.5インチ レギュラー」

シモンズAB1731
  • 3S・シモンズ(全米売上3位)製
  • コイル数が多く、体圧分散に優れたしなやかな剛性
  • ホテルでの利用実績も多い、ベーシックなモデル

メーカー シモンズ
希望小売価格 ¥89,640
コイル長 5.5インチ
コイル線径 1.9mm
詰め物 ウレタン
表布地 不明
硬さタイプ 無し(1タイプのみ)

全米売上3位であり、ポケットコイルの雄、3S・シモンズ製のマットレス。”ビューティレスト” シリーズの下位モデルです。

同シリーズのグレードは「6.5インチ ゴールデンバリューピロートップ > 6.5インチ ゴールデンバリュー > 6.5インチ ニューフィット > 5.5インチ エクストラハード > 5.5インチ レギュラー(当モデル)」という順序で並び、グレードを分ける要因には、

  • 寝触り・体あたりの良さ(詰め物の種類)
  • 柔らかさ(コイル長・コイル線径)

という項目が挙げられます。

こちらも下位モデルという位置付けではありますが、上位モデルに劣る物ではありません。理由はこれまでに紹介したマットレスと同様。

コシのあるしっかりとした弾力が特徴で、詰め物が薄いため、長年利用しても劣化しにくいマットです。その耐久性と、「ザ・ベーシック」とも言える、ほどよい硬さから、どんな人にも合わせやすく、様々な方が利用するホテルへの納入実績が多いモデルとなっています。

シモンズ製品について、一点注意があります。シモンズ製品を選ぶ場合は、”量販廉価モデル”に気をつけましょう。BBという型番から始まるモデルがそれにあたり、シモンズという冠は付いているものの、Aから始まる製品と比べて寝心地は大きく異なります。シモンズという名前だけで選ばないよう、お気をつけください。

AA: 世界標準仕様
AB: かためを好む日本仕様
BB: 量販廉価モデル
シモンズやニトリ他、国内販売マットレスを1~200位まで価格で格付け

東京ベッド「Rev.7 シルバーラベル」

東京ベッドシルバーラベル
  • 安心・安全の日本製
  • 7インチの長めコイルで、抜群のフィット感
  • コイル数の多さから、サポート感も得られる

メーカー 東京ベッド
希望小売価格 ¥91,800
コイル長 7インチ
コイル線径 ソフト: 1.5mm / ベーシック: 1.7mm /ハード: 1.9mm
詰め物 ポリエステル、ソフトウレタン、羊毛入り抗菌防臭防虫加工綿
表布地 ソフトニット(ポリエステル100%)
硬さタイプ ソフト / ベーシック / ハード

国内メーカーの「東京ベッド」製のマットレス。”Rev7″ シリーズの中位モデルです。

同シリーズのグレードは、「ブラックラベル > シルバーラベル(当モデル) > ブルーラベル 」という順序で並び、グレードを分ける要因には、

  • 寝触り・体あたりの良さ(詰め物の種類)

という項目が挙げられます。

コイルは全グレードで同一の物が使用されているので、差は詰め物の違いのみ。コイル自体は「寝返りをサポートするしっかり感」が特徴なので、あとはどれくらい「包み込まれるフィット感」が欲しいかでグレードを選ぶと良いでしょう。

シルバーラベルの希望小売価格は「¥91,800」と十分コスパに優れたモデルですが、ブルーラベルはそれより安い「¥70,200」となっています。ブルーラベルを試寝したときの感想はこのブログでちょくちょく述べていますが、ほんとに優れたマットレスだと思います。名機と呼ぶに相応しいレベルかと。

なかでも、おすすめは東京ベッドの「Rev7.Nブルーラベル」。

こちらはポケットコイルタイプのマットレスになりますが、店頭で試寝したときの印象では、ポケットコイルの特徴である身体の凸凹にフィットするホールド感だけでなく、体を面で支えるマットレスに見られるような、反発力を伴うしっかりとした感覚の両方の寝心地を感じました。

身体への負荷を減らしつつ、しっかりと寝返りをサポートしてくれる素晴らしいマットレスです。恐らくですが、コイルの線径と詰め物の薄さが「しっかり感」を演出しているのだと思います。
シモンズやニトリ他、国内販売マットレスを1~200位まで価格で格付け

硬さのタイプも3種類あるので、様々な方におすすめできるマットレスです。

2018/8/9 追記: 今東京ベッド製品を買うなら「neruco」がおすすめ!

ベッド通販専門店「ベッドコンシュルジュ-ネルコ-」 は、僕がよくおすすめしている通販サイトで、ここは配送料金が無料というだけじゃなく、自分でやると面倒な「開梱・設置」を無料でやってくれる商品が多いということもあってかなり便利に使えるんですが、ここ、9/2まで限定で、東京ベッド製品を購入したお客さんだけにポイントが10%還元 されるみたいです。

滅多にないチャンスなので、いまRev.7シリーズの購入を考えている方は「neruco」を利用すると良いと思います。

ニトリ「シーリー 6940」

ニトリシーリー
  • シーリーのコイルを使用
  • 3Sの寝心地が破格で手に入る
  • まさにお値段以上

メーカー ニトリ(×シーリー)
希望小売価格 ¥49,900
コイル長 不明(ポスチャーテックコイル)
コイル線径 2.0mm
詰め物 プロファイルウレタン、抗菌不織布、ウレタン、ジェルラテックス、ニューハードフェルト
表布地 防水透湿ニット、ポリエステル
硬さタイプ ソフト / ベーシック / ハード

「お値段以上」で知られるニトリ製のマットレス。シーリー社を代表する”ポスチャーテックコイル”の使用許可を受けて、ニトリが製造・販売しています。通称「ニトリ×シーリー」。

我が家でベッドを買い換える際に、最初に候補にしたのがニトリ×シーリーです。

買い換え前は無印良品の脚付きマットレスを使っていましたが、ニトリ×シーリーを試したときに、マットレス表面の詰め物の違いからか、いままで感じたことのない「ベッドに包み込まれる」ようなフィット感を覚え、たいへん感動しました。

現状で3万円前後の安いマットレスを使っている方が、できるだけ手頃な価格で、それでも一段上の寝心地を求めているということであれば、ニトリ×シーリーのマットレスはぜひ試していただきたい製品の1つです。
シモンズやニトリ他、国内販売マットレスを1~200位まで価格で格付け

ニトリ×シーリーは、「できるだけ安く、できるだけ良いものを・・・!」という願いに対する、最善の答えかもしれません。

「より安く、よりコスパ最強のベッドを…!」という方には、ノンコイルマットレスという選択肢も

本記事で紹介したマットレスは、じゅーーーぶん安いです。パフォーマンスを見れば破格。「もっと安く・・・!」っていうのは、ワガママ(笑)。

とは言え、選択肢が無いわけではありません。

本記事で紹介したマットレスは、すべて”コイルマットレス”。内部にスプリング構造のパーツが入っていて、マット上でジャンプすると「びよんびよーん」と跳ねるものです。

これに対して、”ノンコイルマットレス”とは、文字通り、コイルの入っていないマットレス。ウレタンなどの低・高反発素材で作られることが多く、コイルマットレスよりもマットの構造がシンプルであることから、とても安価に購入することができます。

ノンコイルマットレスのメリットとデメリット

コイルマットレスと比べた際に、ノンコイルマットレスは以下の点がメリットと言えます。

  • とても安価
  • 省スペース・収納できる
  • 腰痛対策の製品が多い

逆にデメリットは、

  • 通気性が悪い
  • 寿命が早い(コイル10年、ノンコイル5年)
  • コイルよりも、フィット感・サポート感が落ちる

といった点。ただし、デメリットに挙げた最後の点は、「ノンコイルのほうが体に合う」という人もいるのでなんとも言えないところ。こればかりは実際に試してみるしかないですね。

とは言え、コイルマットレスは家具屋で試寝できる機会がありますが、ノンコイルマットレスの試寝ができる家具屋というのはほぼ見つかりません。

「じゃあどうすんだよ」って思いますよね。これに対する答えは一つ。返金保証の付いたマットレスを試しましょう。

全額きっちり返金してくれるノンコイルマットレスを試してみる

マットレス会社のなかには30日から90日間ほどの試用期間を設けていて、試用期間中に満足しないようであれば マットレスの返品&全額返金 を受け付けている会社が幾つかあります。

実際に毎日寝てみた印象で製品を選べるので、「ノンコイルを試してみたいけど、やっぱコイルマットレスのほうが無難かなー」みたいに悩んだときには、返金保証のあるマットレスから試してみるのが損をせずに立ち回れます。

たとえば、インターネットでの販促に力を入れている Motton Japanの「モットン(公式)」なんかは、返金保証の付いたノンコイルマットレスの代表ですね。90日間の試用期間後になんらかの理由で満足しなかった場合「返品受付窓口」まで商品を返送すれば全額返金してくれます。

送料だけはこちらの負担となりますが、合わないマットレスを掴まされたときの損失と比べれば、大したことないですね。

このほかにも返金保証の付いたマットレスはいくつかあります。以下の記事に返品可能なマットレスをまとめているので、ノンコイルマットレスに興味のある方は参考にしてみてください。

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今回は以上となります。

本記事で紹介したマットレスは、いずれも「コスパ最強」の名に相応しい製品です。ぜひこれらのマットレスでお休みになっていただければと思います。

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