新しくマットレスが欲しい。実際に横になった感覚で選びたいんだけど、ゆっくりお試しできる場所ってどんなとこ?お試しする上で気をつけたほうが良いことは?
この記事では、↑こんな疑問に答えます。
- ベッドのお試しで失敗しない方法が分かる。
- 購入前にマットレスを無料体験する方法が分かる。
- マットレスをお試しできる場所が分かる。
こんにちは、ひねるです。
今回は マットレスをお試しする方法 をまとめます。
ベッドを選ぶ上で最も重要になるのが、購入前に自分自身で寝心地を確認すること です。当たり前のようですがこれをサボる人は意外に多い。
ベッドは高額です。高いお金を払ってから、「あれ、なんか身体に合わないぞ・・・」と後悔するのを避けるためにも、ぜひこの記事を読んで、マットレスを無料体験する方法をチェックしていってください。
ベッドお試しの前提知識:マットレスを試す際に気をつけるポイント
じぶんの身体に合ったベッドを選ぶには、マットレスに寝たときにキレイな寝姿勢を保てるか を意識してみてください。
キレイな寝姿勢とは、地面に自然に立ったときとほぼ同じような姿勢のこと。分かりやすく言うと、以下の2点を確認すればOKです。
- 背が浮きすぎていないか(マットとくびれの間に隙間が出来ていないか)
- 腰とお尻が沈みすぎていないか
背が浮きすぎる場合、そのベッドはあなたにとって反発力が強すぎます。逆に、腰・尻部分が沈み込んでしまう場合は、あなたにとっては柔らかすぎるマットレスだと判断してください。
一見、ふんわりと柔らかい寝心地のベッドは気持ちの良さを感じますが、実際は腰への負担が大きく、寝返りの回数も減ってしまうので、「寝ても疲れが取れない、朝起きると疲れている」といった症状を引き起こしてしまいます。
お試しの際は、どうか、硬すぎず、柔らかすぎないマットレス を見つけてください。
ベッド&マットレスをお試し・無料体験する方法【2つの形式】
ベッドを試す方法は、主に以下の2つの形式に分かれます。
- その1:数分間マットレスに体を横たえる
- その2:実際にマットレスで一晩以上眠る
それぞれにメリットとデメリットがあるので、一つずつ解説しますね。
お試し術その1:数分間マットレスに体を横たえる【一時的に試す】
まずひとつめは、「数分間マットレスに体を横たえる」という方法です。
簡単に言えば、お店などに展示されているベッドに、ごろーん!と横になってみる ということですね。一般的なお試し方法なので、みなさんも一度はやったことがあるかもしれません。
この方法でお試しする場合のメリットは↓こんな感じです。
- 気軽にお試しできる
- 試せる場所が多い
- 無料で試せる
対して、デメリットはこちら↓。
- 長時間寝たらどうなるかは分からない
- 自宅で眠るシチュエーションとは大きく異なる環境で試すので、本来の寝心地を確認しづらい
まとめると「気軽に試せるけど、正確な寝心地は確認しきれない」という感じ。
さて、この方法でマットレスをお試しできる場所はどんなところでしょうか。次で解説します。
マットレスを一時的にお試しできる場所【3箇所です】
結論から言うと、以下の3箇所。
- 家具店
- ショールーム
- 展示会
それぞれにメリット・デメリットがあるので、一つずつ確認していきましょう。
【家具店】でお試しするメリット・デメリット
最も身近で、もっとも気軽にマットレスをお試しできる場所が家具店です。
- 大抵の町に存在するので、場所が限定されない
- お試しするメーカーが限定されない
- 販売員の知識が一つのメーカーに限定されない
- 販売員のメーカーごとに対する商品知識が、固有メーカーの販売員と比べると浅いことがある
- メーカーごとの商品数が限定される
- 販売員が不足して、じっくり話を聞けないことがある
まとめると、「気軽に試せるけど、広く浅くの比較になる」 という感じ。
具体的には、
- ニトリ
- IKEA
- 大塚家具
- ルームズ大正堂
- 島忠・ホームズ
- 東京インテリア
- etc…
といった家具店が、この方法でベッドをお試しできる場所になります。
どのような街にも大抵一つはこのようなお店があるはずなので、ベッド選びを始める上でまず最初に試してみたいのがこの方法ですね。
【ショールーム】でお試しするメリット・デメリット
お目当てのメーカーや、いま気になっているメーカーがあるのなら、ショールームへ足を運ぶのは賢い選択のひとつです。
- 固有メーカーの様々な商品を比較できる
- メーカー販売員が豊富な知識を持っている
- 一人の販売員からじっくりと話を聞くことができる
- メーカーが限定される
- 場所が一部の街に限定される
まとめると、「深く吟味できるけど、メーカー間の比較はできない」という感じ。
ショールームの販売員はとにかく知識が豊富な方が多いです。
寝心地を確認すると同時に、マットレスを買う上で気になることや、不安に思うことをその場で質問できるので、良い販売員に出会えればマットレス選びが一気に捗ると思います。
【展示会】でお試しするメリット・デメリット
もしもタイミング良く、しかも近場でマットレスの展示会が開催されているのなら、その機会を逃す手はありません。
家具店やショールームの比にならない広さの会場で、様々な種類のマットレスを試すことができるまたとない機会です。ぜひ足を運んでみてください。
- テーマに沿った製品が並ぶ(固有メーカーの展示、アウトレット限定など)
- 様々なメーカーの製品を比較できることが多い
- それぞれのメーカーから、メーカー販売員が派遣されていることが多い
- メーカーごとの商品数はショールームほど多くない
- 開催時期が一部の期間に限定される
まとめると、「メーカーを横断して比較・吟味できるが、開催時期が不定期」という感じ。
展示会はメーカーや大型家具店の主催が多いです。いずれの場合も、メーカー直属の販売員が派遣されていることがほとんどなので、ショールームと同じく、マットレスについての疑問を解決するには最適の場所となります。
展示のテーマにもよりますが、メーカーごとの商品数も一般的な家具店よりは並ぶことが多いです。アウトレットがテーマの場合は、有名メーカーのマットレスを破格で手に入れるチャンスでもあります。
気になるテーマの展示が近場で開催されている場合は、ぜひ足を運んでみましょう。
お試し術その2:本当に寝て試す【実際にベッドで眠る】
ふたつ目は「ベッドで一晩以上眠って本格的に寝心地を確認する」という方法です。
「そんなことできるの?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、出来ます。
方法はこの次で解説しますので、まずは一晩寝てみることのメリットから見ていきましょう。
- 一時的な寝心地でなく、本来の寝心地を確認できる
- リアルなシミュレーションができる
そして、デメリットは↓の感じ。
- お金がかかる(大小あり)
- 時間がかかる
まとめると「本来の寝心地を確認できるが、コストがかかる」という感じ。
「お金かかるのかー」と残念に思われた方もいると思いますが、ほぼ無料でお試しできる方法もあるので、ぜひ次の解説もチェックしていってください。
実際に一晩眠ってマットレスをお試しする方法【3つあります】
こちらも結論から。以下の3つが実際に一晩以上眠ってベッドをお試しする方法になります。
- 返金保証のあるマットレスを試す
- 交換保証のあるマットレスを試す
- ホテルに泊まって試す
それぞれのメリットとデメリットを解説していきますね。
【返金保証のあるマットレス】のメリット・デメリット
マットレスメーカーのなかには、製品が身体に合わなかった場合に全額返金を約束するメーカーがいくつかあります。
例えば、高反発マットレスを販売するモットンジャパンの「モットン」という製品はその代表格です。
※ モットンの詳細は↓の記事にまとめました。ご参考まで。
このようなメーカー保証を利用すれば、普段通りに仕事をして、疲れた日もそうでない日も毎日寝てみた上で、正当にマットレスを評価できます。
「時間がなくて店舗やショールームへ行くのは難しいけど、ベッド選びで失敗したくない」という方は、ぜひこのようなマットレスからお試しになってください。
- 満足いかなかった場合に、マットレス代金を返金してもらえる
- 数週間〜数ヶ月間の長期に渡ってお試しできる
- リアルな環境(自宅)で試せる
- 疲れている日も休みの日も、身体のコンディションが様々な状態で試せる
- 返品・返金時の送料だけは自分で支払う必要があるケースが多い
- 試せるマットレスが限定される
なお、↓の記事では返金保証のあるマットレスをまとめています。あわせて参考にしてください。
【交換保証のあるマットレス】のメリット・デメリット
先述した返金保証と似通った方法になりますが、家具店のなかには、マットレスにお試し期間を設けていて、期間中であれば無料で他のマットレスと交換できるという保証を付けていることがあります。
返金保証のマットレスと同じく、この方法なら、正しくマットレスを評価して、納得感を持った上でマットレスを購入することができます。
- 満足いかなかった場合、他のマットレスと交換・返品できる
- 数週間〜数ヶ月間の長期に渡ってお試しできる
- リアルな環境(自宅)で試せる
- 疲れている日も休みの日も、身体のコンディションが様々な状態で試せる
- 交換回数が限定される場合がある
- 試せるマットレスが限定される
たとえば、大型家具店のIKEAでは、「枕、掛け布団、マットレス」といった寝具について、90日以内なら同じ種類の製品と交換できるというサービスを実施しています。(参考:枕、掛け布団、マットレスの交換 – IKEA)
また、ニトリにも30日間のお試し期間があります。送料はこちらの負担になりますが、配達日から30日以内に連絡すれば、別のマットレスと交換してもらえます。(参考:ニトリ品質保証30年(マットレス保証のご案内))
【ホテルに泊まって試す】メリット・デメリット
最後は、「お目当てのマットレスが納入されているホテルに泊まる」という方法です。
この方法を使えば、様々な有名メーカーのマットレスを誰に邪魔されることもなく、自由にお試しすることができます。もっとも、すべての方法のなかで、唯一、ふつうにお金がかかります。
- 有名メーカーのマットレスをお試しできる
- 販売員の接客を受けなくて良い
- 他の方法と比べて費用がかさむ
- ホテルに納入されているベッドを確認する手間がかかる
メーカーの公式ページには「ホテルへの納入実績」が記載されていることが多いです。このような情報を参考に、希望するマットレスが置いてある宿泊施設を探してみましょう。(参考:納入実績|会社概要|日本ベッド)
また、この方法をお試しする際は、平日夜の当日予約 でホテルに泊まるのがおすすめです。
当日予約の場合、ホテル側もなんとか空き室を埋めたいので、普段では考えられないレベルの安さでお部屋を提供してくれます。都市部にお勤めの方なら、常に会社に宿泊用の荷物を準備しておいて、いざホテルに空き室が出たらその日に寝心地を確認するなどするのが良いでしょう。
僕が国内のホテルを当日予約する際は「Hotels.com」を使うことが多いです。
ホテルの当日予約って楽しいんですよ。普段ならぜったい泊まれない1泊5〜6万円するような高級ホテルでも、当日だと↓これくらい安くなったりしますから。
もちろん、マットレスを試すだけなら↑のような高級ホテルに泊まる必要はないので、もっともっと費用は抑えられると思います。1泊3,000円〜5,000円くらいかな?
一番賢いのは、出張や旅行の宿泊先をマットレスの納入実績で決めるという方法。宿泊先を自分で決める権限があるのなら、ぜひお試しいただければと思います。
まとめ:ベッド・マットレスはお試し・無料体験してから購入しましょう
マットレスをお試しする方法をまとめると、↓こんな感じ。
- 家具店で横になる
- ショールームで横になる
- 展示会で横になる
- 返金保証のあるマットレスを試す
- 交換保証のあるマットレスを試す
- ホテルに泊まって試す
僕がベストだと思うのは、「返金保証のあるマットレスを試す」というお試し方法。
これなら、一晩以上しっかり眠った上でマットレスの良し悪しを判断できるし、交換保証のように「何かしら絶対に買わなきゃいけない」という制約もありません。
※ 参考:気に入らなければ全額返金!マットレス選びの裏技 – hineru.com
というわけで、今回は以上になります。
ベッドを試さずに買うのは博打に近いです。後悔のないよう、いずれかの方法で、少なくとも一度は寝心地を確かめてみてください。