「たくさん種類があるなかで、自分に合うベッドって何だろう?安い買い物じゃないし、失敗はしたくない。人気のベッドってあるの?おすすめのベッドは?選び方のコツってあるのかな?」
この記事では、↑こういった疑問に答えます。
- ベッド選びで失敗しない。
- 予算の見積もり方が分かる。
- 自分に合うベッドが分かる。
こんにちは、ひねるです。
この記事では、僕がベッドを買うときに悩んだ過去の経験をもとにして、ベッドの選び方を解説しています。
公開直後から多くの反響があり、いまでは月に10万人以上の方がこのブログを参考にして、ベッドを選んでくださっているようです。
記事を見てくださる方に間違いのない情報を届けられるように、ベッドやマットレスについての情報は常にアップデートし続けていて、国内で販売されるベッドなら、ほぼ全ての製品に目を通してきました。
こんな記事も書いています。→ シモンズやニトリ他、国内販売マットレスを1~200位まで価格で格付け [全15社200製品]
すこし長くはなりますが、「これからベッドを買いたい」という方にとっては、確実に読んで損の無い内容に仕上がっています。ぜひ、参考にしてみてください。
あなたのベッド選びにとって、プラスになることをお約束します。
ベッドの選び方: 基本編
まずは、「ベッドを選ぶときに知っておきたい、基本的なこと」をお話します。
基本とは言え、知っていると知っていないでは購入するベッドの質に明らかな差が出ます。ベッド選びで後悔しないためにも、ここで説明する内容は抑えておきましょう。
マットレスにお金をかけるべし
ベッドを買うといっても、大半の場合、ベッドはベッドとして売っていません。
「何を言ってるんだ?」と思われるでしょうが、自宅にベッドを用意するためには最低限2つのアイテムが必要です。その2つとは、マットレスとベッドフレーム。
この2つのうち、お金をかけるべきアイテムはマットレス。 なぜか?順番にご説明します。
ベッドフレームとは、ベッドの土台
ベッドフレームとはベッドの枠組みとなるアイテムで、土台となります。
こちらがベッドフレームです。
マットレスとは、実際に体を支える厚い敷物
マットレスとは、ベッドフレームの上に置き、寝る人の体を実際に支える厚い弾力性のある敷物のこと。
こちらがマットレスです。
マットレスの種類と比較
マットレスは以下の2種類に分類できます。
- コイルタイプ
- ノンコイルタイプ
それぞれの違いを分かりやすく説明すると、マットレスの上でジャンプしたとき、びよんびよんと跳ねるのがコイルタイプ。跳ねないのがノンコイルタイプです。
コイルタイプは体圧分散性に優れる
コイルタイプはさらに以下の2種類に分類できます。
- ボンネルコイル(連結コイル)
- ポケットコイル(独立コイル)
それぞれにメリットとデメリットがあり、メーカーによって作りも異なるので一概には言えませんが、一般的にはポケットコイルの方がマットレスとしての質は高いとされ、価格もボンネルコイルより高くなります。
ボンネルコイルは丈夫で安く、反発力が高い
ボンネルコイルはバネが連結しています。体を面で支える作りなので、固めの寝心地になるのが特徴です。
体を押し上げてくれるような、反発する感覚が強めに出ます。
メリットは、
- 寝返りが打ちやすい
- 耐久性が高い
- 安価
- 通気性が良い
デメリットは、
- 「ギシギシ」という音がしやすい
- 臀部や肩に負荷がかかりやすい
- 振動が伝わりやすい
※ 現在ギシギシするベッドでお困りの方は、以下の記事がお役に立てると思います。
ポケットコイルはフィット感が強く体圧を分散するが、割高
ポケットコイルはバネが独立しています。体を点で支える作りなので、身体の曲線に沿って柔らかく包み込まれるような寝心地になるのが特徴です。
体にフィットするような、優しいホールド感が特徴です。
メリットは、
- 身体の形状に沿うので、寝姿がより立っている状態に近く負荷が少ない
- 振動が伝搬しづらい
- 「ギシギシ」という音がしない
デメリットは、
- 高価
- ボンネルコイルと比べて通気性が悪くなりがち
- コイルが独立している分、人によっては寝返りがし辛いと感じることがある
ノンコイルタイプは安価で省スペース
ノンコイルマットレスは、
- 低反発素材
- 高反発素材
- 各社独自で開発している新素材
などで作られたマットレスです。
取り扱うメーカーも多く、種類によって特徴は様々ではありますが、多くのノンコイルタイプのマットレスに共通するのが以下の特徴です。
コイルマットレスと比べた場合のメリットは、
- 安価
- 省スペース、収納可
- 洗濯可の製品有り
デメリットは、
- 寿命が早い
- 通気性が良くない
- 体圧分散力が劣る
以下はノンコイルマットレスの代表格である「高反発マットレス」についてまとめた記事です。
選び方からおすすめの製品までをまとめているので、ぜひ参考にしてください。
寝心地の99%はマットレスの質で決まる
上で紹介したマットレスとフレームの二つを組み合わせて、ベッドと呼びます。
ニトリや無印良品など、メーカーによってはフレームとマットレスをセットで販売していたり、マットレスに簡易的な足を付けたベッドフレーム不要のマットレスを販売しているところもありますが、大半はフレームとマットレスを別々に買う必要があります。
重要なのは、2つのアイテムのうち、実際の寝心地に影響するのはマットレスのみということ。
ベッドを買い換える理由が「寝心地・快適な睡眠」という方は、予算の大部分をマットレスに当ててください。
ショールームにて販売員の方から伺いましたが、寝心地の99%はマットレスの質で決まります。 ベッドフレームは安物で構いません。
でも、ベッドフレームは絶対に買って!
「安物で良いなら、そもそも買わなくてもいいんじゃ?」
「マットレスだけで寝ちゃダメなの?」
とお思いになるかもしれませんが、それは絶対に止めてください。なぜなら、高確率でカビるから。
カビの発生する原因は2つ。まずは結露です。冬場の床って冷たいですよね。でも、人が寝ている状態のマットレスは体温で温かくなるので、この温度差で結露が発生し、マットレスにカビが発生します。
もう1つは湿度。日本の夏は高温多湿になりますので、風通しの悪い部屋などでは一発でマットレスがカビでしまいます。
たかがカビと侮るなかれ。最悪の場合、命の危険にさらされることがあると指摘する専門家もいます。寝ている間に咳き込みがちという方は、カビによるアレルギー反応が出ているかも。
カビを防ぐには、地面とマットレスの間に空気の通り道を作ること。つまり、きちんとベッドフレームの上にマットレスを置くことで、カビの発生しにくい状況が作られます。あとは、ベッドルームの換気も大切ですね。
マットレスは高価な買い物になりますし、できるだけ製品の寿命をまっとうさせて長ーく使いたいですよね。
節約したいからと言ってベッドフレームを買わずにケチってしまうと、高い確率で、かえって損をしてしまいます。
予算を抑えたい方は安いもので問題ないので、ベッドフレームは必ず買いましょう。
例外:寝心地を左右するベッドフレームもわずかに存在する
こちら↓の「キネティック」というベッドフレームは、フレーム自体で体圧を分散するというコンセプトの製品です。いままでいくつものベッドを調べてきましたが、フレーム自体が寝心地を左右するという製品はこの「キネティック」が始めてです。
板バネが生み出す自然な「たわみ」が特徴で、「水の上で寝ているような」や、「宇宙遊泳しているような」と例えられるような寝心地を味わえるようです。僕もまだ試したことがないのでどこかで体験してみたいのですが、残念ながら、日本でキネティックを試し寝できるお店はかなり限られているようです、、、。(見つけられませんでした)
気になる方は以下の商品リンクから詳細を確認してみてくださいね。
安くベッドフレームを手に入れるには?
安くベッドフレームを手に入れるなら、ネットの通販サイトがオススメです。理由は単純で、リアルの店舗より頻繁にセールをしているから。
なかでも、ベッド通販専門店「ベッドコンシュルジュ-ネルコ-」は 配送料金が無料 というだけでなく、自分でやると面倒な 「開梱・設置」が無料 という商品も多く取り扱っているので、ぜひ一度覗いてみてください。
ベッド以外に欲しい家具がある場合は、インテリアショップ・イーナがおすすめ。
というのも、イーナは、まとめ買いで割引される(10万円以上の買い物で5,000円オフ)んですよね。ショップのテーマが「年収350万円層の生活を応援する」というだけあって、いろんな家具が手の出しやすい価格で提供されています。
また、定期的に在庫処分セール(最大80%オフ)を行っているので、掘り出し物はないか、こちらもぜひちょろっと覗いてみてください。
この他にもベッドを取り扱う通販サイトはいくつかあります。
以下の記事では、「寝具を取り扱う、ネットで人気の通販サイト」を24件比較して、最もおすすめできるサイトをランキング形式でまとめているので、合わせて参考にしてください。
大前提: 身体に合うマットレスは人それぞれ
以降のページでは、マットレスの選び方やおすすめのマットレスを紹介します。
ライフスタイルや身体の特徴を考慮すれば、ほぼその人に合うマットレスを導き出せますが、「細かな身体の特徴」や「微妙な好み」までを計り知ることは難しいので、この記事で気になるマットレスと出会えたなら、ぜひメーカーのショールームや大型の家具店に行って、実際の寝心地を確かめてみてください。やはり最後は自分の感覚が頼りになります。
とは言え、実際に寝心地を確認しに行く時間が取れないという方も多いと思います。そういった方におすすめしている裏技があるので紹介しますね。
裏技=試用期間のあるマットレスを選ぶ
メーカーのなかには、30日から90日間ほどの試用期間を設けていて、試用期間中に満足しないようであれば マットレスの返品&全額返金を受け付けている会社が幾つかあります。
たとえば、「モットン」、「13層やすらぎマットレス」といった商品がそれ。
返金保証が付いていると、実際に毎日寝てみた印象で製品を選べます。「実店舗へ行くのは難しいけど、ベッド選びで失敗したくない」という方はぜひ検討してみてください。
↓は「返金保証付きのマットレス」をまとめたページです。ご参考まで。
時間がある場合は、ホテルで寝心地を確かめる
マットレスの寝心地は家具店やショールームでも確認できます。でも、横になるのと本当に寝るのって大きな差があるんですよね。
横になるだけの場合は、詰め物の多い「柔らかい・ふわっとした」マットレスに良い印象を抱きます。短時間横になるだけなら、そういったマットレスはふかふかで気持ちが良いんです。
でも、本当に一晩寝るとなると、柔らかすぎるマットレスは人によっては疲れが取れなかったり、疲れが蓄積すると感じる場合があります。詳しいことは後述しますが、身体が沈みこみやすく、寝返りが打ち辛いことがその原因。
マットレスの本質的なパフォーマンスを確認するなら、希望するマットレスを納入している旅館・ホテルに宿泊することをオススメします。
メーカーのサイトで納入実績を調べる
我が家のマットレスは日本ベッド社製の「シルキーポケット」というものですが、購入前の最終確認として、こちらのマットレスが置いてあるシティホテルを探して、宿泊料金の安い平日に、本当の意味で”寝てから”購入を決めました。
「そこまでやる・・・?」というと、睡眠にかけるガチ度や、性格次第ではあるのですが、真似されたい方向けに書いておきますと、ベッドメーカーにはホテル等への納入実績が記載されています。それらを参考に、希望するマットレスが置いてある宿を探してみてください。
ホテルに泊まるなら、平日夜の当日予約がおすすめ
当日予約の場合、ホテル側もなんとか空き室を埋めたいので、普段では考えられないレベルの安さでお部屋を予約できます。
都市部にお勤めの方なら、常に会社に宿泊用の荷物を準備しておいて、いざホテルに空き室が出たらその日に寝心地を確認するなどするのが時間とお金を極力無駄にしないのでおすすめです。
その他の「ベッド・マットレス」をお試し・無料体験する方法
ベッドやマットレスをお試し・無料体験する方法を以下の記事にまとめています。あわせて参考にしてください。
ベッド選びを始める前に: 予算を見積もろう
ほぼ知識ゼロの状態からベッドを選ぶにあたって、まずは、「予算をどれくらいに設定するか? 」という点で悩む方は多いと思います。
そこで、予算を見積もるための助けとなるように、我が家のベッド購入例と、ベッド市場の相場について紹介します。
ベッド購入例: 年収340万の二人暮らしで費用「24万円」
恥を忍んで我が家の例を紹介すると、
「夫婦二人暮らし、20代後半、当時年収340万円(プライドから”当時”と書いているけど、たいして今も変わっていない・・・)」の条件で、さんざん検討した結果、
- ¥164,060(マットレス)
- ¥76,040(ベッドフレーム)
以上、計 ¥240,100 を、ベッド購入の費用としました。
正直、僕の年収・家計的に言えば、「たっけ!!まじかよ!!!」 という出費ではあるのですが、後に紹介する理由から、十分納得した上でこの費用を支払ました。
今「たけーなー」と思われた方も、一つの目安としてこの金額を頭の片隅に置きながら、記事を読み進めていただければと思います。
ベッドの相場: 国内で買えるマットレスの平均価格は「12万円」
過去に、シモンズからニトリまで、国内外の主要メーカー15社が販売するマットレス全200製品について、メーカー希望小売価格で格付けした記事を書きました。
上記の記事は、国内で購入できるほぼ全てのベッドを網羅していて、このとき対象にした200製品の平均価格を計算してみると、¥126,610(ラインナップのなかで、最も小さいサイズの平均価格)になります。
全製品のうち、最高価格はシモンズの¥658,800で、最低価格はニトリの¥1,990となりました。
メーカーを平均価格の高い順に見ていきますと、見事に、その頭文字を取って3Sと称される「シモンズ」「シーリ」「サータ」のベッド3大メーカーがトップを席巻していることが分かります。
また、全200製品を平均した価格は ¥126,610。 価格だけで見れば、この金額がベッドのGood/Badを計る分かりやすい基準の1つとなりそうです。
格付けの詳細は上記の記事を読んでいただければと思いますが、とにかく、12万円 という価格がマットレス市場の平均価格ということを覚えておきましょう。ベッドの良し悪しをわかつ、ボーダーラインとして分かりやすい目安の一つと言えます。
ベッド&マットレスの予算は、利用する「期間」と「時間」を踏まえて決める
マットレスは基本的に高価です。特に、有名メーカーのマットレスは10万円を超えるのが普通。
かつての僕がもろにそうですが、これまで寝具に気を使ってこなかった方がマットレスの価格を調べたときに、「は!?ベッドにこの値段払うの!?」と感じるのは当たり前の感覚だと思います。
僕も、無印良品の3万円ベッドから、有名メーカー製のベッド(計24万円)に買い換えるときは凄まじく葛藤しました。
でも、よーーーく考えてみることで、「この出費は生活において無駄にならない、いやむしろ、いち早く支払うべき出費だ」と確信するようになりました。
それは、以下の2つの理由から。
マットレスの寿命は10年。利用する期間を考慮すべし
一般的なマットレスの寿命は約10年と言われています。
ですから、例えば15万円のベッドを買ったとしても、それを10年間使うならひと月あたり「¥1,250(¥150,000 / (10年 * 12ヶ月) = ¥1,250)」の支出で済むわけです。
一日あたりに換算すると、たったの「40円」。
毎日のお酒の量をちょびっと減らしたり、休憩中のコーヒーやお茶をたまーに水に代えるだけで支払えてしまう金額ですよね。
「10年使える」ということを踏まえれば、数十万円という価格も腑に落ちませんか?
ベッド=人生の1/3の時間を過ごす場所
椅子やソファもそうですが、人が一日の内で長い時間を過ごす家具は、健康に与える影響がとても大きいです。
特にベッドは一日の1/3の時間を過ごす場所。さらに、一日の疲れやストレスを回復する「睡眠」を支える家具なのだから、ベッドは 質の高いものを選ぶべき です。
体調や仕事のパフォーマンスに直接影響を与える家具はそこまで多くありません。ですから、ベッドに数十万円という予算を見積もったとしても「払い過ぎ」ということは無いでしょう。
はじめは「ベッドに数十万円も出せない!」と考える人は少なくないと思います。でも、一日に見ない日もあるテレビに数万円使うことや、月に数度しか乗ることのない車やバイクに数十万〜数百万円かけることと比べれば、「毎日6〜9時間ほど利用して、自身や家族の健康に分かりやすく影響を及ぼす物」に数十万円の費用を支払うのは、とても有意義なお金の使い方ではないでしょうか。
「仕事のパフォーマンスに直結する」という意味では 、いずれ回収できるお金の使い方だとも思います。ベッドの購入は、消費でなく、投資と捉えると良いでしょう。
これまでの説明で「高いものを買え!」というふうに聞こえてしまったかもしれませんが、それとは微妙にニュアンスは違っていて、 「最初から上限を低く見積もりすぎて、選択の幅を狭めないほうが良いよ」 というようなくらいに捉えていただければと思います。
「とは言え、ベッドにあまりお金かけられないよ💧」という方向け
予算についての考え方をまとめます。ベッドの予算は、
- 10年という長い期間に渡って使うものである
- 一日の大半を過ごす家具である
- 健康やパフォーマンスに直接影響を及ぼすものである
という観点を踏まえて見積もりましょう。
とは言え、学生や社会人になりたてなどの立場からすると、ベッドに数十万円というお金を出すのは少し厳しいと思います。
僕が思うのは、「若者(〜20代前半)なら、多少質の低いベッドで寝ても健康への影響は少ない」ということ。
若者は疲労回復の力が強く、質の高い睡眠に必要な「セロトニン」の分泌量も多いとされています。もちろん回復能力には個々人で差はあるでしょうが、ベッドの質が日中の活動に影響を与えるのは、「仕事量も増えて、徐々に10代頃の体力を失い始める20代中盤〜」と考えて差し支えないはずです。
自分自身で 「腰痛くないし、若いし、元気!」 と思えるうちは、無理に高い予算を見積もる必要はないでしょう。本格的なベッドを買うのはもう少しあとでOK。それまでは 繋ぎ と考えて、低めの予算を見積もるのは悪くない選択です。
コスパの良いマットレスなら、こちらの記事を読んでみて
「予算をあまりかけられない💧」という方は、「コスパ最強」というテーマで書いた記事 があるので、ぜひ参考にしてみてください。
「シモンズ、シーリー、サータ」といったお馴染みの有名メーカーのなかから、手の出しやすい価格で販売されているマットレスを5つ紹介しています。間違いない製品ながら、いずれも10万円以内で購入できます。
「↑このマットレスも高いよ、、、(´Д⊂」という方は、ノンコイルマットレスが第一候補になると思います。ノンコイルマットレスの詳細やおすすめの商品については「条件別おすすめ高反発マットレスランキング【人気12社を比較】」にまとめているので、ぜひ参考にしてください。
若者でも、疲労や睡眠の状況によっては質の高いマットを選びましょう
逆に、若者でも、「寝ても寝ても眠い・・・、疲れが取れない・・・」と感じる方は睡眠の質に問題があると考えられるので、ベッドやマットレスを少しでも良いものに替えることで、睡眠の内容を改善できる可能性があります。
また、若い人でも、腰痛のある方や、スポーツ・肉体労働・長時間労働などで身体を酷使しているという方も、ベッド・マットレスの質にこだわると、QOLが向上する可能性があります。
こういった方は、できるだけマットレスの質にこだわれるように、予算の上限は上げておけると良いですね。
「高いものが体に合う」とは限らないのがベッド選びの難しい点ですが、「最初から上限を低く見積もりすぎて、選択の幅を狭めないほうが良い」というのは確かな考えです。
予算を決めきれない方: 全マットレスを俯瞰する【15社200製品の格付け記事】
先述しましたが、別の記事で、価格別にマットレスの格付けを行っています。
国内で購入できるほぼ全てのベッドを網羅しているので、これらの製品を一度俯瞰すると、なんとなくの予算が掴めてくるかもしれません。
また、「予算の目安を決めたい」というほかにも、
- 予算内にある商品のバリエーションが知りたい
- 購入を検討しているマットレスの、相対的な価値を知りたい
という方にもおすすめの内容となっています。ぜひ参考にしてください。
ベッドの選び方: ベッドフレーム編
さて、ベッドフレームの必要性は「ベッド選びの基本」で述べました。
ここでは、どういった基準でベッドフレームを選べば良いかを説明します。
サイズを決める
例えば「ゆったり寝たい」のか、「広さよりも安さ」なのか、「一人で寝る」のか「二人で寝る」のか、「一人で寝るときもあれば二人で寝るときもある」のか。
コスト、好み、利用するシーンによって、サイズ選びは異なります。簡単な表を用意したので、ご自分に合うサイズはどれなのか確認してください。
サイズ | 幅 | 人数 | イメージ | 利用例 |
---|---|---|---|---|
シングル | 95~105cm | 1人 | 小柄な人はゆったり、大柄な人はぴったり | 一人暮らし |
セミダブル | 105~130cm | 1人 | 大柄な人もゆったり、2人でも寝れる | 一人暮らし・半同棲 |
ダブル | 130~150cm140cm | 2人 | 2人でぴったり | 同棲・夫婦 |
クイーン | 150~170cm | 2人 | 2人でゆったり | 夫婦でゆったり |
キング | 180~210cm | 2人+α | 2人でゆったり、子供も一緒に寝れる | 幼児と3人暮らしの家庭 |
そして、買う前はあまり気にしないけど、実際は気に留めておいたほうが良い点があります。それはベッドの高さ。
安いマットレスは厚みの薄いものが多いですが、有名メーカーになるとかなり立派な厚みの商品が多くなります。これをフレームの上に置くと想定以上の高さになるんですよね。ベッドの高さが出ると、身長によっては就寝時や起床時に毎回ストレスを覚えるかもしれません。お子さんと一緒に寝ることを想定している場合も、高さのあるベッドは危険です。
ベッドフレームを選ぶ際は、マットレスと合わせたときにどれくらいの高さになるかを事前に調べ、シミュレーションしておくことをオススメします。
ヘッドボードについて
棚が付いていたり、LEDのライトが付いていたり、小物入れが付いていたり、ベッドフレームを選ぶ時はヘッドボードのオプション選びに悩まれると思います。
しかし、個人的にはヘッドボードの無いシンプルなベッドフレームをおすすめします。これは、僕がベッド選びで唯一失敗したと後悔している経験からの助言です。
この写真は我が家のベッドヘッドです。
購入時には「寝る前に本読んだりゲームするかな?そしたらライトと収納あったら便利かな?」と思っていたのですが、ライトは部屋の明かりをつければ十分(むしろベッドヘッドの明かりだけだと目が疲れすぎて無理)だし、ベッドヘッドの収納はベッドだけで使うものがほとんど無いので収納するものが無い!
ベッドヘッドのオプションはマジで全く活用していないです。唯一枕元の電源タップは充電器を刺して使っていますが、無けりゃーないで部屋の電源から延長コードを引っ張って使えるのでこれも無くてよかったなーと。ベッドヘッドを付けないほうが縦の長さを節約できますし、オプションを付けなければ1万円近く予算を節約することもできました。
「どうせ買うなら」と、ベッドヘッドのオプションは一見魅力的に見えますが、ほんとに使うか?と後悔の無いようじっくり考えてみてください。
底面のガス圧跳ね上げ収納はめちゃくちゃ便利
当たり前の話しですが、ベッドを置くと、ベッドを置いたスペースが死にます。
ものすごく広い家に住んでいるブルジョワジーなら話しは別ですが、日本の家は基本的に狭いです。ベッドスペースは部屋の面積に対して無視できない広さを占めますので、このスペースを殺すのは勿体無い。ぜひ有効利用したいところ。
そこでおすすめなのが収納付きのベッドフレームになるのですが、ここで絶対に注意して欲しいポイントが、スライド式の収納フレームだけは買っちゃいけない!ということです。
スライド式=引き出し式 の収納がイケてない理由は、
- 奥に閉まってある物を取りづらい
- 他の家具が邪魔をして引き出しを開けづらい(狭い部屋だとよくある)
- 引き出しの枠組みの分だけ収納スペースが減る
- 枠組みの分だけ、高さのあるものを入れづらい
など、使ってみて初めて分かるイケてないポイントがたくさんあります。
このような制限があると、たいしたものが収納できないんですよ。それこそ下着やタオルくらいの小物を入れる分にはいいですけど、そういった小物は今ある収納で事足りますよね?
収納付きのベッドフレームを買うなら、絶対に、間違いなく、ガス圧式の跳ね上げできるものが最高に便利。
我が家で使っているのがまさにガス圧式の跳ね上げタイプなのですが、このフレームはスライド式のデメリットをすべて解消してくれます。
上開きなので他の家具に邪魔されないし、奥にあるものも取りやすい。枠組みもないのでベッド下のスペースをフルに使えます。「収納が広い = それだけ部屋が広く使える」ということ。これは絶対的な正義です。
参考までに、我が家のガス圧跳ね上げ収納付きベッドフレーム
汚いので気が引けますが、こちらが我が家の収納状況。
ゲーム機や家電の箱、ダーツボード、アナログゲーム、書籍、シーズン外の布団、CD、書類、文房具…と、写真を見ていただければかなりの物が収納できているのが分かると思います。
こういったかさばる&目の付くところに置きたくない物をしまうにはぴったりですし、ガス圧式なら非力なうちの妻でも簡単に持ち上げられるので、さっと取り出したいものを入れておくのにも便利です。
このように良いところだらけの収納フレームですが、良いところが多いということは、やっぱり普通のフレームよりも値が張ります。
我が家で購入したのはニトリの「アクアシリーズ」。当時ガス圧式で最も安いベッドフレームがこのシリーズで、値段は¥76,096でした。
現在こちらのシリーズの取り扱いは終了していますが、その後継として同機能ながら当時よりお求めやすい価格の製品が登場しています。それが「セシルシリーズ」。なんと、¥40,000前後で購入できます。悔しい(笑)。
何度かこの記事で説明したように、ベッドフレームは寝心地に影響しません。ですので、フレームにはできるだけ予算をかけたくないというのが本音だと思います。
当然我が家もフレームを買うときは散々迷いましたが、つねづね「何とかしたい!」と思っていた目のつく場所に溢れた物を片付けることができるなら…と、エイヤっと収納付きフレームを買いました。結果的に、いまではお値段以上の価値を感じています。部屋が広く使えるようになりましたし、人を呼ぶのも苦じゃなくなりました。
ですから、我が家と同じく「ものが溢れて…」とお困りの方には、ぜひ一度収納付きフレームを検討していただきたいです。
収納付きベッドフレームについては以下の関連記事に詳しくまとめていますので、詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
また、最も安い収納付きベッド: 種類別まとめ【安く買えるおすすめ家具通販】 には、24サイトを比較して最も安い収納ベッドを調べた結果をまとめています。あわせて参考にしてみてください。
ベッドの選び方: マットレス編
マットレスの種類と特徴については「ベッド選びの基本」で述べました。
こちらの項目では、体格やベッドを利用するシーンごとに、どのようなマットレスを選ぶと最適かをご説明します。
体型・体格ごとの選び方
女性や、
方、痩せ型の人におすすめのマットレス・選び方【30kg〜55kg程度の方】
女性や、小柄な方、痩せ型の人におすすめのマットレスは次のページに詳細をまとめています。
上記記事の内容を簡単にまとめると、小柄な人がマットレス選びで気をつけるポイントは以下の3つ。
- 柔らかめであること
- お尻が落ちすぎないこと
- 体圧が分散されること
おすすめは、ポケットコイルかつ、柔らかめのマットレスです。
小柄な人が高反発マットレスや面で支えるボンネルコイルのように硬いマットレスに寝てしまうと、ベッドへの荷重に対して反発する力が強すぎるため、身体に大きく負荷がかかってしまうのです。その結果、寝ても疲れが取れない、ひどい場合は、寝ると疲れが溜まるという状況に陥ってしまう可能性があります。
おすすめは、日本ベッド「シルキーパフ」
小柄な方におすすめのマットレスは、日本ベッドの「シルキーパフ」。
ショールームで試し寝したときに、ふんわりと身体を包み込むマシュマロのような寝心地に感動を覚えました。値は張りますが、お値段以上のパフォーマンスを発揮してくれること間違いなしです。
残念なことに僕のような大男(180cm/75kg)が毎日寝るには柔らかすぎますが、小柄な方にはこれ以上ないマットレスだと思います。ぜひ寝心地を確認してください。
男性や、大柄の方、体重が重めの人におすすめのマットレス・選び方【75kg前後から、それ以上の方】
大柄・体格が良い・体重が重めの人におすすめなマットレスは次のページに詳細をまとめています。
上記記事の内容を簡単にまとめると、大柄な人がマットレス選びで気をつけるポイントは以下の3つ。
- 硬めであること
- 腰部分に隙間ができないこと(硬すぎないこと)
- 体圧が分散されること
おすすめはポケットコイルかつ、ハードタイプのマットレス。より硬さが出ますので、詰め物は薄いタイプが良いでしょう。
大柄な方に硬めのマットレスが合う理由は、
- 大柄な人が柔らかいマットレスに寝ると深く沈んでしまう。
- 沈むと極端に寝返りが減り、身体の一部分だけに負担がかかる。
- すると、寝れば寝るほど血行が悪くなりコリが増える。
- つまり、寝ても疲れが取れない、寝ると疲れるという状態になってしまう。
また、マットレスが沈み込むと背骨が平常時よりも曲がってしまうことで、椎間板への負担が増え、腰痛を発症してしまうリスクがあります。
大柄な人で「寝ても疲れが取れない」という方は、まずマットレスが柔らかすぎないか確認した方が良いですね。
ただ、ここがマットレス選びの難しいところなんですが、硬けりゃ良いってわけでもありません。
仮に硬いマットレスが正義なのだとしたら、床で寝るのが最も健康に良いはずですよね? でも、それは違います。床で寝た経験のある方は分かると思いますが、筋肉や骨が疲労して、身体中がバキバキに痛みます。
硬めでありながら、硬すぎないこと、そして、体圧をしっかり分散してくれることが、大柄な方のベッド選びでは重要です。
おすすめは東京ベッドの「Rev7.Nブルーラベル」
店頭でごろごろと横になりましたが、こちらの特徴は非常に詰め物が薄いこと。それでいてポケットコイルらしい体圧分散の能力もしっかりとしているので、身体への負荷を減らしつつ、しっかりと寝返りをサポートしてくれます。
一番驚きなのが、パフォーマンスに対する値段の安さ。10万円を切るどころか、7万円弱で買えるっていうのが驚きです。コスパはんぱない。
小柄な妻と寝ることを考えるとこちらを選ぶことはできませんでしたが、僕が仮に一人暮らしをしていたとしたら確実にこのマットレスを選んでいました。ぜひ店頭でお試しください。
東京ベッドを買うならネルコがオススメ【頻繁にセール価格になる】
通販サイトで取り扱うベッドは自社やノーブランドの製品がほとんどで、メーカー製のベッドを取り扱うサイトというのは、実は、かなり限られます。
そんなメーカー製ベッドを取り扱う限られた通販サイトのなかで、私が最もおすすめできる通販サイトが【ネルコ】です。
ベッド通販専門店「ベッドコンシュルジュ-ネルコ-」 は、【配送料金が無料&自分でやると面倒な「開梱・設置」が無料】な商品が多いということもあって、このブログの読者さんからも一番人気があります(2018年-2019年のアクセス解析結果)。
私がおすすめする理由は季節ごとに頻繁にセールを行っている点。タイミングが合えば、有名メーカー製のベッドを他より安く買うことができます。
東京ベッドに関して言えば、過去にポイント10%還元のセールを行っていた実績もありますし、東京ベッドが気になる方は、ぜひ一度はチェックしておくべきサイトです。
標準的な体型の方におすすめのマットレス・選び方
この範囲に入る方は、最も選択の幅が広いです。
先述した「大柄」「小柄」から、ご自身の体型により近い項目はどちらなのかで、参考にする内容をお選びください。
腰痛のある方におすすめのマットレス・選び方
「大柄な男性編」と同じく、下記の基準でマットレスを探すと良いでしょう。
- 沈み込まない
- 寝返りがうちやすい
- きちんと体圧を分散する
よって、腰痛持ちの方にも「Rev7.Nブルーラベル」はおすすめです。
ですが、腰痛の症状が強い方には、より「体重を支えながらも身体のラインに沿った寝姿勢を保ち、体圧を綺麗に分散」してくれるマットレスが好ましいです。
ちなみに、体圧分散の能力はコイルの質とコイルの数で決まります。ですから腰痛の症状が強めの方にはポケットコイルに自信を持つメーカーのマットレスがおすすめです。
シモンズはポケットコイルに定評有り
例えば、マットレスの有名ブランド「シモンズ」はポケットコイルの雄と呼ばれています。シモンズと並んで3Sと呼ばれる有名メーカーの「シーリー」や「サータ」と比べると、シモンズは詰め物の量が非常に少ないです。これはコイル自体に自信があるからできる技。
なかでも「エクストラハード」は腰痛持ちの方に非常にオススメ。
「エクストラハード」はシモンズのなかで最も線径の太いコイルを使っていますので、他のマットレスにはない高い反発力を持っています。身体が深く沈み込むのを防ぎつつ、ポケットコイルらしい体圧分散力も兼ね備えているこちらのマットレスは、まさに腰痛の方におすすめのマットレスと言えるでしょう。
しかしながら、「エクストラハード」は小柄な方には硬すぎる可能性があります。あまりにも反発力が強いと感じる場合は、同価格帯の「ゴールデンバリュー」や「ニューフィット」も視野に入れると良いでしょう。
反発力の強い順に並べると、「エクストラハード」>「ゴールデンバリュー」>「ニューフィット」です。
体格に合わせて、しっくりくるものを選んでみてください。
日本ベッドはコイル数で他社を圧倒
これまでに何度か紹介している日本ベッドですが、こちらもポケットコイルに自信を持つ会社です。ホテルはもちろん、宮内庁でも利用されるほどの信頼と実績があります。
日本ベッド製のマットレスの特徴は、詰め物が非常に薄いこと。シモンズの紹介でも述べましたが、これはコイル自体に自信を持っている証拠なんですよ。
通常詰め物をすると身体へのフィット感が良くなり、「気持ち良い・寝心地が良い」と感じやすくなります。しかし詰め物は劣化が早いため、詰め物の多いマットレスは購入時の寝心地をすぐに損なってしまうという欠点があります。
逆に詰め物が薄い場合は身体へのアタりが悪くなり、「ゴツゴツする・なんか硬い」という印象を与えてしまいますが、経年による寝心地の変化は少ないです。
日本ベッドの「シルキーポケット」シリーズはこの常識を覆し、マットレスのコイル数を他社の二倍にすることで、詰め物は薄いのに、コイルの能力だけで詰め物を厚くしたときのようなしなやかさを実現しています。
詰め物が薄いということは体の動きがよりダイレクトにコイルへ伝わるということなので、身体のS字ラインを綺麗に保ち、理想的な寝姿勢を取るのに役立ちます。寝姿勢が保たれることで、腰痛の発生が抑えられます。
シルキーポケットには「ソフト、レギュラー、ハード」とありますが、腰痛の強い方は「ハード」を選ぶと良いでしょう。ハードでは硬すぎるという方は、順に確認して、硬さのちょうどよいものを選んでください。
腰痛持ちの方におすすめするマットレス選びの裏技
上でも少し触れましたが、裏技的なマットレスの選び方を一つご紹介。
マットレス会社のなかには30日から90日間ほどの試用期間を設けていて、試用期間中に満足しないようであればマットレスの返品&全額返金を受け付けている会社があります。腰痛持ちの方はこういったマットレスから試してほしいです。
自分の腰痛に合うマットレスかは、一晩寝ただけでは分かり辛い
腰痛持ちの方にとってのマットレス選びって一般の方と比べてむちゃくちゃ大変なんですよね。暴論ですが、一般の方はとりあえず10万円以上の高級マットレスを買っておけばまず間違いなかったりするんですよ。でも、腰痛持ちの方はそう簡単にいかない。高級マットレスでも腰が痛む場合もあれば、数万円の安いマットレスでも相性が良ければ痛みが出なかったりしますからね。
腰痛持ちの方がうん十万円する高級マットレスを、店頭で少し横になっただけで買うか決めるってのは相当な勇気が必要だと思います。少なくとも一晩は寝て決めたい。でも、仮に購入を検討しているマットレスで寝れるホテルが見つかったとしても、腰痛の出る出ないってその日のコンディションにもよることも多いので、自分の腰痛に合うマットレスなのかって特質を一晩寝ただけで判断するのはかなり難しいんですよね。
そこでオススメなのが、返金保証を行っている会社のマットレスで、一定の期間、しっかり寝続けること。
普段通りに仕事をして、毎日寝てみる。そうやって初めて、腰痛持ちにとってのマットレスの良し悪しが分かります。
おすすめ:腰痛向き&返金補償付きのマットレス
モットンジャパンから発売される「モットン」は試す価値が高いです。
マットレスの種類的には「ノンコイルマットレス(高反発マットレス)」に分類される商品で、人気ノンコイルマットレスメーカー12社の製品を比較した際に「総合力の高いマットレス」と判断しました。(詳しく知りたい方はこちらをどうぞ → 条件別おすすめ高反発マットレスランキング【人気12社を比較】)
試用期間は90日間。期間内に「なんか微妙だな・・・」と感じた際は、「モットンジャパン返品受付窓口」まで商品を返送すれば万事OK。全額返金されます(送料は購入者負担)。
モットン公式サイトはこちら
※ 平成31年4月まで、2万円割引キャンペーン中です。
モットン以外の選択肢が知りたい方に向けて、返金保証の付いたマットレスをまとめてみました。以下の関連記事も合わせて参考にしてください。
2019/2/4追記: モットンを実際に一ヶ月間使用してレビューしました!
モットンの使用感を詳しくレビューしてみたので、以下の記事もあわせて参考にしてみてください。
腰痛向きのマットレスのさらなる詳細をまとめました
利用するシーンごとのベッドの選び方
二人暮らしのベッドの選び方【新婚・夫婦・カップル】
二人暮らしをされている方がベッドを買う時に迷うのが、ダブルベッド以上のサイズを1台買うか、シングルベッドを2台繋げるかという点だと思います。
手元に独身時代に使っていたシングルベッドが残っている場合は、なおさら迷ってしまいますよね。かくいう僕がそうでした。まだ使えるのに、捨てるのは勿体ないかな?と。
この答えはずばり、お二人の生活と性格によって最適な選択が決まります。
- 生活リズムが違う(寝る時間・起きる時間が異なる)
- (いずれかが)少しの振動でも目が覚めてしまう質だ
- (いずれかが)頻繁にトイレに起きる
上記のいずれかに該当するカップル・ご夫婦は、間違いなくシングルサイズ2台をオススメします。
こちらに該当しない場合は、それぞれのメリット・デメリットを比較して決めると良いでしょう。
シングル2台はお互いの好みを尊重できる
こちらのメリットはまず上でも説明した通り、振動が伝わりづらいところ。そして一番大きいのが、夫婦でマットレスの硬さの好みが違う場合に、お互いの好みでマットレスを選べるところです。
デメリットは谷間が出来てしまうこと。マットレスは腰掛けることを考慮して、四辺を丈夫に、硬く設計しています。そのため、寝返りをうったときなど谷間付近に転がると、固い辺と辺に挟まり、身体が休まるどころか寝てる間に疲れが溜まってしまう可能性があります。
また、はまる危険もありますので、お子さんが生まれたときに川の字で寝たいと考えている方にはオススメできません。ただし、谷間を解消するパッドも販売されているようですので、こちらのデメリットは解消することは可能です。
安さを求めるならダブル以上1台がお得
谷間が生まれないというメリットに加えて、最も重要なのがシングルサイズを2台設置するよりも圧倒的に費用が抑えられるということ。
例として、我が家で利用している日本ベッド社製「シルキーポケット」でシミュレーションしてみましょう。ベッドフレームもまた我が家で使うニトリ社製の収納付きのものを参考にします。
参考にする価格は、2017年6月14日時点での楽天最安値の商品です。
まずシングルサイズを2台並べる場合。マットレスの価格が税込み ¥120,960で、ベッドフレームの価格が ¥44,899なので、(¥120,960 + ¥44,899) × 2 = ¥331,718。
ダブルサイズ1台の場合は、マットレスが¥155,520、ベッドフレームが¥59,900ですので、¥155,520 + ¥59,900 = ¥215,420。
差額はなんと¥116,298。
この金額が浮くのであれば、ワンランク上のマットレスを選んだり、クイーンサイズを選ぶことも検討できます。
では、ダブルサイズ以上を1台にするデメリットは何かというと、シーツやベッドパッドといった寝具類の品数が、シングルサイズと比べて少ないということが挙げられます。クイーンやキングサイズの寝具類となると、小さい家具店では取扱いしていないことも多いです。
また、サイズが大きいために洗濯が少し大変というのはありますね。一般的なアパートのベランダですと、シーツを干すだけで三分の二以上のスペースを使うことになると思います。
あとは振動が伝搬する点。ただし、この問題は質の高いポケットコイルマットレスを選ぶことでほぼほぼ無視できます。マットレスによっては一切振動が気にならないというものもあるでしょう。
我が家も日本ベッドの「シルキーポケット」で寝るようになってから、物音や揺れに敏感な妻が、僕の寝返りやトイレに起きる振動を気にすることが無くなったと言っています。
「予算を抑えるためにダブル一台にしたいけど、振動が伝搬するか気になる」という方は、夫婦・カップル揃って実際の商品を見に行くと良いでしょう。お互いに寝返りをうって振動が伝搬しないことを確認してみてください。上で少し触れましたが、納入実績のあるホテルに一度泊まってみるのも賢い選択の一つだと思います。
子供がいる家庭のベッドの選び方
小さなお子さまのいるご家庭では、二人暮らしの項目で書いたようにダブルサイズ以上のベッドで川の字に寝るのが良いでしょう。
川の字で寝るにはお子さまが少し大きいということでしたら、お子さま用に安価で洗いやすいマットレスを1台用意するのがおすすめです。
と言うのも、子供の身体は大人ほど健康面の問題を抱えていない上に、常に身体が成長するので長く利用できるとも限りません。
また、お子さまが成長しきっていないうちはお漏らししてしまうこともあるでしょうから、お子様には高価なマットレスを選ぶというよりかいつか買い換えることを想定して、安価で、洗いやすかったり、常に清潔な状態を保てる商品を選ぶのが良いでしょう。
ノンコイルタイプのマットレスはまさにお子さまにうってつけ。
コイルタイプと比べると寿命が短め(5年前後)という欠点はありますが、安価で洗いやすい商品が多く、成長を期に買い換えることを考えれば5年使えれば十分と言えるでしょう。
浅田真央さんや錦織圭さんが出演するCMでお馴染みの「エアウィーヴ」や、アイリスオーヤマの「エアリーマットレス」などが第一候補に入ります。
これらの商品は和室やフローリングの上に1枚で使うこともできますが、オーバーレイマットレス(ほかの寝具の上に敷いて使う)としても使えますので、底冷えや通気性の問題が気になるのであればベースとなる安価なベッドを買うのも良いと思います。
例えば、LOWYA(ロウヤ)の「脚付きマットレス」は、私が知る限り最も安く、脚も付いたマットレスです。Amazonでの評価も高いです。
マットレス単体(脚が無い)ですと「タンスのゲン」マットレスが最も安いのですが、フレームを買う必要があるのでトータルではLOWYAのほうが安くなります。
しかし、二段ベッドやロフトベッドのような特殊なベッドフレームを選ぶことを前提としている場合には「タンスのゲン」のマットレスは第一候補になりますね。
ベッドフレームを安く手に入れる方法は、このページの「安くベッドフレームを手に入れるには?」の項を参考にしてください。
一人暮らしのベッドの選び方
気をつけたい点は2つ。
一つは搬入経路。一人暮らしのお部屋は搬入経路がドアのみの場合が多く、あまり大きいサイズのベッドは運び入れるのが難しいケースが多いです。
二つ目は収納。一人暮らしのお部屋はスペースが限られている場合が多いです。そのため、ベッドを置くスペースはできるだけ収納を兼ねたいです。
ベッドフレーム編で紹介したような、ガス圧式や跳ね上げ式の収納付きベッドフレームを選ぶことをおすすめします。
半同棲のベッドの選び方
同棲はしていないけど、週末は恋人が泊まりに来るとか、週の半分は恋人と過ごすとか。メーカーや硬さ・柔らかさは個人の好みで選んでもらえればと思いますが、ことサイズに関してはセミダブルが圧倒的にオススメです。
ダブルを買うほど頻繁に相手が来るわけじゃないけど、シングルで二人で寝るには窮屈だな…って方にはこれ以外の選択肢はないと思います。
一人で寝る時も、セミダブルはゆったり寝れてかなりリラックスできます。特に大柄な方はシングルを買わずに少し予算を足してセミダブルを買ったほうがQOLが格段に上がります。
予算別にメーカーで比較して選ぶ
メーカーの特徴や販売する製品の主な価格帯については別記事に詳しくまとめていますので、こちらでは簡単な説明とさせていただきます。
10万円以上は3Sを始めとした高級メーカーが並びます
シモンズ(SIMMONS)
1870年創業。高品質かつ高級なベッドメーカーの雄です。
「ポケットコイル」を発明したのがシモンズです。よって、ポケットコイルのマットレスを探すのであれば一度は寝てみたいところ。
個人的にはモノホン感を大事にしたい高給取りの大人が選ぶイメージです。
シーリー(Sealy)
1881年創業。2010年までの30年間、アメリカで連続シェア1位を取ったメーカー。
独自のボンネルコイルが有名で、ふわんふわんの寝心地が特徴です。たびたび雲の上にいるような、と例えられます。
個人的には「姫様ってこんなベッドに寝てんだろうな」、っていう印象のマットレスです。ラグジュアリー感が凄い。
サータ(Serta)
シモンズ、シーリーと並び3Sと称されるビッグブランドの一つです。2011年からはシーリーに代わり5年連続でシェア1位を取っています。ホテルへの導入実績が多いことでも有名です。
サータのマットレスも以前試し寝しました。「ポスチャーコンフォート」。感想は、日本ベッドの「シルキーポケット」に似ているな、と。
シルキーポケットに比べて、こちらのほうが「粘りがある」ように感じました。シルキーポケットは体を横たえた瞬間にクンっとベッドへ沈みこむ感覚があり、その後体全体の体圧を分散させてくれるように体を持ち上げてくれる印象なんですけど、こちらはその動作がシルキーポケットよりももさっとしている感覚です。ちょっと伝わりづらいかな…?
日本ベッド
僕の一押し日本ベッド。1926年創業。日本で最も歴史があります。宮内庁や一流ホテル、迎賓館などに納入実績があります。
特筆すべきはそのコイル数ですね。普通のシングルマットのコイル数は平均して500本程度ですが、日本ベッドのシルキーポケットはその倍以上の1200本が入っています。
日本ベッドを買ってから、一年間寝続けた感想を書いています。
5万円以上は国内の老舗メーカーに注目です
フランスベッド
1949年創業。フランスなのに日本のメーカー。国内の知名度は高いです。日本の気候や風土に適したマットレスを販売しています。
注目したいのは医療や介護に力を入れているので、自動リクライニングのベッドの種類が豊富です。
気になると思うのはその寝心地だと思うんですけど、確かに試し寝したんだけど、あんまり印象ないんです…。よくも悪くもバランスの取れたマットレスだったのだと思います。
東京ベッド
価格の割に高品質のマットレスを作っているという印象。記事中でも紹介しましたが、Rev.7は男性や体格の良い方にオススメです。
ドリームベッド
サータの会社が出すもう一つのラインです。
5万円以下
無印良品
脚付きマットレスが有名。これのシングルを5年くらい使いましたが、ずっとへたらずに頑張ってくれました。最後の1年間は妻とすし詰め状態で寝ていたのに(笑)
健康に不安の無い若い人はこれで十分だと思います。シンプルで部屋に合わせやすいし、何より安い。
ニトリ
ニトリはシーリーやフランスベッドのコイルを借りて、独自のマットレスを作っています。本家のパーツを使って、値段はお安く。その寝心地はかなりのもの!間違いなく、お値段以上です。
ニトリは色んなところにありますから、気軽に試し寝できるのもありがたいですね。
ニトリについては、以下の関連記事も合わせてどうぞ。
ベッドはどこで買うと安いのか【通販サイトを24件比較した結果】
「どこで買うって、家具屋でしょ?」とお思いの方も多いと思いますが、いやいや、インターネットの通販サイトを使わない手はないですよ、と。
理由は様々ありますが、最も分かりやすいものだと、ベッドやマットレスのような高額商品は、ポイント還元で得られる金額が馬鹿にならない ということ。
たとえば、インターネット通販サイトとして有名な”楽天市場”は、定期的に開催されるスーパーSALE時には最大で 36% という還元率になることがあります。
これって、20万円の買い物をしたら ¥72,000 が還ってくるていうこと ですから、ポイント還元を狙わない手はないですよね。
ただ、楽天の欠点は、商品ごとにポイント還元率が異なるので、自分の欲しいベッドが高還元率になっているかというと、そのときの状況次第で変わってしまうということ。
それに比べて、家具や寝具を専門に取り扱う通販サイトのなかには、平常時からすべての商品に5%〜20%ほどのポイント還元をしている サイトもありますので、そのときの状況に応じて、いくつかの通販サイトからベストな選択ができると良いですね。
以下の記事では、「寝具を取り扱う、ネットで人気の通販サイト」を24件比較して、最もおすすめできるサイトをランキング形式でまとめているので、ぜひ参考にしていただければと思います。
結論: あなたにおすすめのベッドとは?【おすすめのマットレス】
このページでは、ベッドの選び方を可能な限りシンプルに解説するよう心がけました。
でも、最適なベッドとは個人の身体的な特徴や利用するシーンによって違うので、より多くの方に参考にしていただけるページを目指した結果、かなり長めの記事になってしまいました。
そこで、改めておすすめのマットレスを紹介して、この記事のまとめとさせていただきます。
小柄な方には、柔らかめのベッドやマットレスがおすすめ
日本ベッド「シルキーパフ」
- ソフトでふんわりとしたやさしい感触
- 驚きのコイル数、1200個のポケットコイル
- 体を整えながら、気持ちまで癒やされるマットレス
メーカー | 日本ベッド |
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希望小売価格 | ¥194,400 |
コイル数 | 1200(シングル) |
コイル長 | 不明 |
コイル線径 | 1.2mm |
詳細はこちらから。
大柄な方におすすめ【硬めのベッド&マットレス】
東京ベッド「Rev.7 ブルーラベル ハード」
- コスパに優れた、驚きの7万円代
- 長めの7インチコイルながら、太めの線径で、フィット&サポート感を両有
- コイル数も多く、体圧分散に優れる名機
メーカー | 東京ベッド |
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希望小売価格 | ¥70,200 |
コイル数 | 648(シングル) |
コイル長 | 7インチ |
コイル線径 | ハード: 1.9mm(ソフト: 1.5mm / ベーシック: 1.7mm) |
詳細はこちらから。
腰痛持ちの方におすすめのベッド・マットレス
シモンズ「AB1721A 5.5インチ エクストラハード」
- ポケットコイルの雄・シモンズ製
- 5.5インチの短めコイルで、線径も2.1mmと非常に太い
- まさに”エクストラハード”なマットレス
メーカー | シモンズ |
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希望小売価格 | ¥167,400 |
コイル数 | 578(シングル) |
コイル長 | 5.5インチ |
コイル線径 | 2.1mm |
詳細はこちらから。
あまりお金をかけられない方向け【コスパ最強のベッド】
ニトリ「シーリー 6940」
- シーリーのコイルを使用
- 3Sの寝心地が破格で手に入る
- まさにお値段以上
メーカー | ニトリ(×シーリー) |
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希望小売価格 | ¥49,900 |
コイル長 | 不明(ポスチャーテックコイル) |
コイル線径 | 2.0mm |
詰め物 | プロファイルウレタン、抗菌不織布、ウレタン、ジェルラテックス、ニューハードフェルト |
表布地 | 防水透湿ニット、ポリエステル |
硬さタイプ | ソフト / ベーシック / ハード |
詳細はこちらから。
ノンコイルマットレスなら、さらに費用を抑えられます
コイルマットレスよりも費用を抑えたいなら、ノンコイルマットレスという選択肢をおすすめします。なかでも、高反発マットレスは身体をサポートする力=体を持ち上げる力が強いので、欧米人と比べて骨格が小さく、体幹の弱い日本人の体型に合っています。
以下のページで、「高反発マットレスの選び方やおすすめの製品」を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
失敗しない!ベッド選びのまとめ記事
このブログで取り扱う、ベッド・マットレスに関するすべての記事をジャンル別にまとめています。