この記事では、↑こんな悩みにお答えします。

こんにちは、ひねるです。今回のテーマは「おすすめの高反発マットレス」。

以前ブログに書いた 《おすすめのベッド&マットレス、後悔しない選び方のコツ》 という記事の読者さんから 「高反発マットレスってどうなん？」 という質問をいただいたので、改めて高反発マットレスに対する僕の考えをまとめておこうと思った次第です。

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記事参考になりました！ちなみに、コイルマットレス以外のおすすめってありますか？たとえば、高反発マットレスってどう思います？

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ブログに僕なりの考えをまとめる上で、改めて、様々な高反発マットレスの商品ページをリサーチしてみたのですが、その多くのページで僕が抱いた感想は、

いや、なんというか、高反発マットレスの商品ページって、どうも誇張しすぎで胡散臭い・・・んですよね、、、。

例えば、「腰痛に効く！」とか「肩こりが直った！」とうたっている紹介ページは多いですが、ぶっちゃけ、 腰痛・肩こりって、マットレスを変えただけで劇的にすぐ治るようなもんじゃない です。

というのも、腰痛や肩こりといった症状は、これまでの 長きに渡る悪い習慣が積み重なって表に出てくるもの なので、治すにはある程度の時間が必要なんですよね。

肩こりや身体の痛みで整体のお世話になった人は分かると思いますが、1〜2回通院した程度では、症状って改善されませんよね？あるいは、長期休みに夜更かしの習慣が付いちゃうと、再び健全な時間に寝付けるようになるまでそれ相応の時間がかかる、、、というのは多くの人が経験していることだと思います。

《習慣による弊害を元の状態に戻すには、ある程度の期間が必要になる》これは事実です。

「じゃあ、高反発マットレスに買い換えることって意味無いの？」と思われるかもしれませんが、これに対する答えは「NO」。

『高反発マットレスは、身体の痛みや睡眠の悩みを改善します。 ただし、人によります』。

本文で詳しく解説しますね。

高反発マットレスで症状が改善する人、そうでない人

結論から言います。「心身の不調の原因が、現在使用しているマットレスにある人」は、マットレスを買い換えることで症状が改善します。

当然の話ですが、腰痛や肩こり、不眠の原因がマットレスにあるのであれば、その原因を取り除く ＝ 適切なマットレスに買い換えることで、症状を改善できます。記事冒頭で胡散臭いと言ってしまった「腰痛が治る！」という商品ページの文言も、決して誇張ではないということ。

本来、腰・肩などの体に溜まった疲労は、睡眠時の休息によって回復していきます。それなのに、体にとって適切ではない（詳しくは後述しますが、たとえば「硬すぎたり、柔らかすぎたり」）マットレスで寝ていると、疲労を回復するはずの睡眠が、かえって体に負荷を与えてしまう時間になってしまうのです。

逆に、睡眠やマットレスに起因しない身体の不調は、高反発マットレスを使用しても改善が見込めません。

例えば、スポーツをしている人の腰の痛みは、「誤ったフォーム」や「過度の運動」によって、「腰椎への負担が積み重なる」ことが原因です。この場合、痛みを解消するには「正しいフォームを身につける」や「運動の強度を下げる」ことが解決策になります。

「寝付きが悪い、寝ても疲れが取れない」という人についても、一見その原因はマットレスにありそうですが、ストレスが原因で眠れなかったり、そもそも睡眠時間が十分に取れていないことが疲れの取れない原因なのかもしれません。

マットレスは安い買い物ではありませんから、安易に購入を決めてしまう前に、「ほんとに不調の原因はマットレスなの？」と自問自答することをおすすめします。

不調の原因がマットレスにあるか調べる方法【簡易診断】

「不調の原因がマットレスにあるのか分からない、、、」という方も多いと思います。そのときは、以下の判断基準を参考にしてください。

いずれかに該当する方は、マットレスが原因で身体に不調をきたしている可能性が高いです。

というのも、これらの症状は 「寝返りが十分でなかったり、過度である」場合や、「睡眠時の姿勢が不適切」なときに発生するものだからでして、睡眠時間は十分なのにこれらの症状が出るということは、「マットレスが体に合っていない」何よりの証拠となります。

身体に合わないマットレスを使い続けると、症状が長引くだけでなく、次第に悪化していく未来しか見えないですよね。

「原因が明確な分、症状を改善するのは簡単」というのが唯一の救いなので、後述するマットレスの選び方を参考に、ぜひご自身に合うマットレスを探してみてください。

前提：おすすめの高反発マットレスは存在しない【条件によって異なるから】

マットレス選びを始める前に、まずはマットレスに求める条件を決めましょう。なぜなら、条件によって、最適なマットレスは異なるから。

例えば、どれだけ性能が良かろうと、「洗えるマットレスが良い」という人に「洗濯厳禁」のマットレスを勧めてもしょうがないですよね。あるいは、予算が5万円の人に10万円のマットレスをおすすめしても意味がありません。

「まだ条件とか分かんない、、、」という人もいると思います。そういった方に向けて 《高反発マットレスを選ぶときに注目すべきポイント》 をまとめたので、ぜひ条件を設定する際の参考にしてください。

高反発マットレスの選び方【条件別に比較するポイント】

結論から言います。高反発マットレスを選ぶときに注目すべきは、以下の10項目です。

それぞれのポイントを解説しますね。

価格による違い【高価格帯と低価格帯の差って？】

マットレスの品質を見極める上で、価格は重要な指標の１つです。

というのも、「素材の質にこだわったり、マットレスに使う詰め物の量をケチらない」 ＝ 「きちんとしたものを作ろうとすればするほど、価格は高くなる傾向にある」 からでして、マットレスの質を見極めるには最も分かりやすい目安と言えるでしょう。

「《高ければ良い製品》とは言い切れないんじゃない？」という意見も分かります。例えば、広告にアスリートや有名人を起用している製品は、原価以外にも広告費用が商品価格に上乗せされていることもあるでしょう。

とは言え、広告に力を入れるということは、販売台数を増やす効果を狙ってのことなので、販売台数が増える ＝ 1台販売あたりの利益を少なく見積もれる＝販売価格を下げられる という見方もできますから、タレントを広告に起用しているからと言って、一概に原価率（販売価格のうち原価が占める割合）が低いとは限りません。

高反発マットレスをリサーチするなかで、まれに「うわぁ・・・原価率低そう、、、」と感じる製品を作るあこぎなメーカーも見つけましたが、原則として 価格と品質は比例する と考えていただいてほぼ間違いはありません。

硬さごとの違い【硬めのウレタンが良い？ニュートンって？】

マットレス選びで、硬さは最も重要な指標。なぜなら、マットレスの体に合う・合わないを決める要因は、すべて「硬さ」にかかっている から。

「人にとってベストな寝姿勢 ＝ 最も負荷のかからない自然な寝姿」 は、「立っているときとほぼ同じ姿勢」と言われています。

立っているときと同じ姿勢をキープするには、マットレスが、身体に対して「沈みすぎず、浮きすぎない」絶妙な硬さ であることが必要な条件。「絶妙な硬さ ＝ ベストな寝姿勢を保てるマットレスの硬さ」は、使用する人の体重ごとに決まります。

体重ごとに最適な硬さを選ぶ方法【小柄？大柄？女性？男性？】

体重が軽い人は柔らかめのものを、体重が重い人は硬めのマットレスを選ぶのが定石 とされていますが、硬い・柔らかいの基準値が分からないと選びようがないですよね。

これについては、消費者庁の「ウレタンフォームマットレスについての品質表示手引き」が参考になります。

110N以上： かため
75N以上110N未満: ふつう
75N未満： やわらかめ
ウレタンフォームマットレス｜消費者庁

N（ニュートン）というのは力を表す単位で、マットレスに体を横たえたときに押し返す力、つまり「硬さ」を表しています。

ここまでの情報をまとめると、

1. 自然に立っているときと同じ姿勢がベストな寝姿勢
2. ベストな寝姿勢を取れる硬さのマットレスを選ぶ
3. 硬さの目安は体重によって異なる
   • 小柄な人は75N未満
   • 大柄な人は110N以上
   • その中間の人は75N〜110N

となります。

細かく言えば、マットレスに使われる素材や、使用する人の背中の曲線・寝る姿勢 によってもベストな硬さは変わります。それとは別に、日本人は基準値よりも硬めのマットレスが身体に合うのでは？という議論もあります。

僕個人も、日本人は硬めのマットレスが体に合うと思っている派。なぜかというと、日本人は欧米人と比べて骨格が小さく体幹も弱いため、身体を支えてスムーズな寝返りをサポートするには、マットレス自体の反発力を強める必要があると考えているからです。具体的に言えば、よほど小柄な方（〜40kg）を除いて、100〜170Nくらいの硬さがあって良いんじゃないかと思っています。

ですから、上記の数値はあくまで基準値＝参考程度にとどめて、「自分にとってベストな硬さは、実際に寝て確かめる以上に確実な方法は無い」ということは頭に入れておきましょう。

「実際に寝て確かめる？そんなことできるの？」と疑問に思うかもしれませんが、「利用後の返金保証」の付いたマットレスなら、実質無料でマットレスをお試しすることが可能です。

詳しくは後述する「利用後の返金保証」で紹介しますが、以下の記事を読むことでも、より理解が進みます。

密度ごとの違い【密度と値段の関係性は？30D以上が良い？】

高反発マットレスに使われる素材（＝主にウレタン）の密度も、購入前にしっかり確認しておくべきポイントです。

なぜなら、密度の低い芯材（マットレスの中心部に使われる素材）は中身がスカスカ＝耐久度が低い から。

密度を求める式は「kg/㎥ = D」。20D以下のマットレスは、1ヶ月も経たずにヘタってしまう可能性が高いです。

高反発マットレスとしての理想は30D以上。 この基準値を超えるものであれば、最低でも5年間は使えます（※「過度な湿気にさらさない、使用面を時々で変える」等の手入れを前提とします）。

補足：製品によって密度に差が出る理由

結論から言うと、発泡する原液の量が異なるから。

マットレスの芯材に使うウレタンフォームは、ポリウレタン原液をガスで発泡させて作ります。僕たちの身近にある「発泡スチロール」も、原液が異なる（ポリスチレン）だけで、作り方は同じ原理です。

つまり、「密度を下げる＝原液の量が少なくて済む＝原価を下げられる」 となるので、密度の低い高反発マットレスや、密度を計算するために必要となる重量を公表していないマットレスは「あやしい、、、（買わないほうが無難）」というのが僕の持論 です。

なかには、原液に、原価の安い混ぜものをして、密度をかさまししている業者もいるようです。

一消費者が混ぜものに自力で気付くのは難しいですが、例えば、大きいリスクを取るとは思えないある程度名のしれたメーカー品を選ぶとか、品質検査を行う「カケン」や「ボーケン」等の第三者機関による試験証明書を公表している製品を選ぶことで、低品質の製品を掴まされるリスクは避けられます。

洗濯の可否【清潔に保てる？子供は使う？】

汗かきの方・衛生面に気をつけたい方・子どものおねしょを心配している方は、「マットレスは洗えるのか」というポイントを確認しておきましょう。

洗濯の可否を調べる際は、

• ベッドパッドを敷くので、カバーだけ洗えれば良い
• シーツを敷くのがめんどくさいので、本体まで洗いたい

というように、利用するシーンを具体的に想定した上で条件を決めておくと後悔せずに済みます。

収納性【押入れにしまいたい？来客用？】

「使用後は毎回押入れにしまいたい」「来客用のマットレスなので、普段はしまっておきたい」という方は、マットレスの収納性をチェックしてください。

「三つ折り線」や「四つ折り線」が入っているような、「設計段階から収納を考えて作られたタイプ」なのか、「折りたたみ線はないけど、付属のゴムでコンパクトにしまえるタイプ」なのか等、収納の方法についても忘れず確認しておきましょう。

できるだけ収納スペースを節約したいなら、三つ折り線の入っているような「折りたたみタイプ」のほうが収納性に優れています。

保証の有無【交換、返品】

購入後のトラブルを避けるためにも、保証の有無は事前に確認しておきましょう。

• 「何回まで交換可能か」
• 「返品時の送料は購入者負担か」
• 「どの程度の ヘタり・壊れ で交換してくれるのか」

など、保証の内容は細部まで確認しておくことが好ましいです。

忘れがちなので、保証期間も必ずチェックしておきましょう。スマホのカレンダーに保証期間終了日をメモっておくと、いざというときに損せず済みますよ。

利用後の返金可否【返金保証、無料お試し】

なんと、メーカーによっては「マットレスを利用した後でも、返金を保証」しています。

この返金保証を利用すれば、「身体に合わなかった、、、高いお金払ったのに (´Д⊂」という、マットレス選びで最も避けたいリスクを取らずに済むので、個人的には最も重視することをおすすめしているポイントです。

返金保証を確認する際は、

• 保証期間は何日間なのか
• 返送料はどちらが負担するのか
• 返金に細かい条件はあるのか

という、細かな内容も事前に確認しておきましょう。

品質検査の実施有無【第三者機関の検査はされてる？】

「密度」で少し触れましたが、第三者機関の品質検査を受けていることも、マットレスを評価する上で重要なポイントになります。

最悪、公式サイトの商品情報にはいくらでも嘘を書けます。 悪意のあるメーカーが偽りの性能を騙っていたとしても、その真偽を判断する術は僕たちにありません。

この不平等を覆すのが、第三者期間の品質検査です。

「第三者機関の検査に合格済み」という証書を提示しているメーカーは、我々消費者と真摯に向き合ってくれているという証。 このようなメーカーからは、安心して製品を購入できます。

納入実績

旅館やホテルへの納入実績は、品質を担保する上で非常に分かりやすい目安です。宿泊を生業とする施設で採用されているマットレスは、それだけで信頼度が上がります。

納入実績を参考にする際は、該当する宿泊施設がどのランクにあるのか（3つ星、5つ星など）も合わせて確認しておくと良いでしょう。

また、「全室に採用されているのか・特定の部屋のみか」というポイントも、品質を見極める上で参考になる情報です。全室で採用されているということは、それだけ該当するマットレスに対する信頼が高いという証拠になります。

サイズ展開【1人用？2人用？】

• 「背が高いので普通より長いものが良い」
• 「大柄なのでシングルよりセミダブルが良い」
• 「夫婦でゆったり寝たいから、クイーンサイズじゃないと！」

このような方々は、サイズ展開を事前に確認してください。

高反発マットレスは、コイルマットレスに比べてサイズ選択の幅が少ない です。しかし、しっかりと探せば複数サイズを展開しているメーカーも見つかるので、決して諦める必要はありません。

地力のある大手メーカーほど、サイズ展開は豊富です。「シングル・セミダブル・ダブル」以外のサイズを探す際は、大手の製品から選ぶのが良いですね。

おすすめの高反発マットレスランキング【人気・売れ筋製品を比較】

本項では、人気の高反発マットレス（12製品）を先述したポイントで比較して、条件ごとに最適なマットレスを紹介 します。

このほかに、それぞれのポイントを比較して「トータルバランスの良い＝総合力の高いマットレス」も合わせて紹介しますので、仮に、まだマットレスに求める条件が決まっていないという方も、ひとまず読み進めていただければと思います。

今回比較する高反発マットレスはこちら【人気メーカー計12社】

現在国内で購入可能な高反発マットレスのなかから、人気・売れ筋のマットレスを12製品ピックアップしました。

いずれも実績のあるマットレスですが、求める条件により最適な製品は異なります。以降で、実際に比較していきましょう。

※ トゥルースリーパーは低反発マットレスですが、条件次第で最適な選択になりえるので、今回の比較対象に含みました。低反発と高反発の違いについては、以下のページが参考になります。

高反発マットレス12製品の比較結果【表で一覧】

「高反発マットレスの比較すべきポイント」で紹介した条件別に、12製品を比較した表を用意しました。まずはこちらをご覧ください。

※ 以降の表は、左右にスクロール（← →） して閲覧できます。

※ 緑背景：それぞれの比較ポイントで、最も優れた条件。

比較対象が多いので、スマホから閲覧している方は表が少し見づらいと思います。ですので、改めて、条件別に最適な高反発マットレスを、ランキング形式で一覧しますね。

条件・ニーズ別に選ぶ：おすすめの高反発マットレスランキング

様々な条件ごとに、最適なマットレスを紹介します。

紹介するランキングが多岐に渡るので、条件・ニーズ別に目次を用意しました。気になる項目を押して、読み進めてください。

1. 「何よりも安さが大事」格安の高反発マットレス【トップ3】

1位は、「エイプマンパッド 307 厚み7cm 三折り」。今回比較した12製品のなかで、エイプマンパッドは、おそらく、最も知名度が低いです。

しかし、硬さや密度の数値は有名製品に決して劣るものではなく、マットレスとしての性能は確実に12製品のなかで上位組に入ります。それでいてこの価格。隠れた名品という印象です。

ただし、製品のロゴや公式サイトのデザインを見れば分かる通り、エイプマンパッドは広告にあまり熱心ではありません。いずれも、ちょっと野暮ったい、、、。

とはいえ、広告にコストを割いていないからこそ、製品自体の価格が下げられるという見方もできるので、決してネガティブに捉えるポイントでもないのかな？と思います。

新興メーカーにありがちな「実績不足による信頼感の低さ」という課題を抱えてはいますが、「利用後の返金保証（90日間）」と「第三者機関（ボーケン）の品質検査」という対応によって、しっかりとお客さんの信頼を勝ち取っていこうという姿勢が見えて好印象。

総括すると、「これから徐々に売上げを伸ばしていくんだろうな」という、期待感の持てる高反発マットレスです。楽天のレビュー数も、若いメーカーの割にいい感じに集まり出してます。

パフォーマンスに対して価格が安すぎるのは、知名度が低いからこそ、価格で勝負しているのかもしれません。

現状、原価率むっちゃ高い（販売側の利益が少ない）はずなので、今後知名度が上がってくると価格改定されるんじゃないかな？と予想してます。

2. 「長持ち、へたらないもの」耐久度の高い高反発マットレス【トップ3】

1位と2位はいずれも布団タイプのマットレスで、ともに35Dと高密度。布団タイプはマットレスに馴染みがない人でも抵抗なく使えるのが良いですね。3位ムーンムーンも32Dと業界トップクラスの密度です。3製品とも、この密度なら最低5年間は安心して使えます。

純粋な密度の数値でランキングした場合、惜しくもトップ3からは漏れてしまいますが、マニフレックス（メッシュ・ウィング）も、その耐久性には目を見張るものがあるので紹介しておきます。

マニフレックスはドイツの『LGA Germany』という検査機関のテストをクリアしていて、公表されている耐久年数が10年間と超長い。

「ほんとに10年間も使えるの？」と訝しんでしまいますが、メッシュ・ウィングは保証期間も10年です。仮に、ヘタリや寝心地の変化を感じたとしても、10年以内であれば無料で交換できます。製品の耐久性に確固たる自信を持ってるからこそ実現できるサービスですね。

3. 「信頼できる製品が欲しい」第三者機関の品質検査を受けた高反発マットレス

今回の比較対象で2つの品質検査に合格しているのはモットンとマニフレックスのみ。3位のエイプマンパッドを含めて、これらの製品は第三者機関によって「安心・安全」を保証された、信頼に足る製品です。

格安ランキングで紹介したエイプマンパッドと同じく、モットンには利用後の返金保証も付いています。安心して購入できるマットレスです。

他サイトのモットンに対する評価について思うこと

サーチエンジンでアフィリエイトサイトが大量にヒットするのは、そのアフィリエイト料率の高さゆえなのでスルー推奨です。
「高反発マットレス」の真実、プロの寝具屋が暴露します

上記引用は、他サイト様のモットンについて言及されている箇所。

「アフィリエイトの料率」というのは、「該当製品をホームページ等で紹介した場合に、そのホームページ経由で商品が売れた際に支払われる広告単価の度合い」です。

つまり、この引用は、「モットンを紹介するとお金になりやすいから、モットンを推しているホームページが多い」という意味合いになります。

確かに、「料率が高いから」という理由でモットンを推めている人は、僕も多いと思います。 ですが、

• 3万円台
• 硬さ170N
• 密度31D
• 品質検査済み
• 保証有
• 利用後の返金可
• 収納可

というスペックは、12製品中、確実に上位クラスの性能。今回スペックを比較した限り、「モットンの性能は、決して “スルー推奨” と称されるレベルではない」 というのも本心です。

過去にモットンについてリサーチした経験からも、強くそう感じます。

個人の意見が様々にあるのは良いことだと思うので、「何が間違い」と言いたいわけではなくて、これからマットレス選びを始める方に対して、「ひとつの意見だけでなく、様々な意見を参考にすると良いですよ！」というのがここで伝えたい主旨になります。

4. 「価格と質のバランスが重要」コスパの良い高反発マットレス

いずれのマットレスも、

• 3万円台以下
• 硬さ・密度ともに十分
• 高い耐久性
• 第三者機関の品質検査合格
• 収納可

という特徴を持つ、たいへんコスパに優れたマットレスです。

先述したとおり、モットンとエイプマンパッドは返金保証が付いているので、たとえ体に合わなくても返品できる点が優れています。「考えるのがめんどくさい！とりあえずコスパの良いものは何？」という方に、特におすすめしたい製品ですね。

5. 「洗濯・水洗いできるもの」清潔で衛生的な洗える高反発マットレス

1位と2位は丸洗いのできるエアウィーヴとエイプマンパッド。差を分けた要因は、洗濯の手軽さ。

エアウィーヴはシャワーをかけながら洗い流すように手入れするのに対して、エイプマンパッドはお湯につけこんで押し洗いの要領で洗います。「シャワーをぶっかけるだけ」という手軽さから、エアウィーヴを1位としました。

詳しい洗い方は以下を参考にしてください。

洗濯可否以外の性能を比較して、バランスの良いマニフレックスを3位としましたが、カバーだけ洗える製品は他にも多数あります。

• ムーンムーン（ビブラート1）
• オクタスプリング
• エムリリー
• エアツリー
• ムアツふとん(ムアツ2フォーム90)
• トゥルースリーパー(プレミアケア)

1位2位のマットレスはもちろんのこと、お求めの条件に応じて、上記製品も選択肢に入れると良いでしょう。

6. 「いくらでも払うから良いものを！」高級品・ハイスペックなマットレス

1位は「13層やすらぎ」。体圧分散性に優れるスプリングパーツを、贅沢にも、幾層もの高反発素材でサンドした形のマットレスです。両面とも同一の構造になっているので、ローテーション（一定期間ごとに利用する面を交互に裏返す）することで、長期間（5〜10年間）の利用が見込めます。

2位のムーンムーン「ビブラート1」は、厚みのあるウレタンを3層に重ねた構造。底づき感の無い、ゴージャスな寝心地を体験できるでしょう。

いずれも高額なので身体に合わなかった場合のリスクが大きいですが、1位2位とも、お試し期間（利用後の返金保証）があるので安心して購入できます。

7. 「マットレスは硬いが正義！」反発力の強い、硬めの高反発マットレス

1位は西川のムアツ布団。内部は二層構造になっていて、上層は卵型の160Nのウレタンフォームが「点」で体圧を分散し、下層は220Nのしっかりとした硬さのウレタンフォームが「面」で体を支えます。

2位のビブラート1は、硬さの異なる3層構造。厚みと硬さを兼ね備えたウレタンでがっちりと身体を支えます。

いずれも身体の大きい方に向いているマットレスです。

8. 「実績が重要」旅館・ホテルへの納入実績の多い高反発マットレス

1位のオクタスプリングは、なんとイタリアの5つ星ホテルにおいて全室で利用されています。マニフレックス全盛のイタリアでこの快挙は素晴らしい。寝心地が確かなものである証拠です。

9. 「まずはお試しから」返品・返金保証、無料体験のある高反発マットレス

1位のエイプマンパッドは、今回比較したなかで唯一、返品時の返送料が販売者負担となっています。つまり、気に入らなかった場合は一切お金を支払う必要はないということ。

2位と3位は返送料は購入者負担ではあるものの、返品の条件が○○日以内と緩いところが評価のポイント。通常は、1位エイプマンパッドのように「○○日利用後、○○日以内に返品の連絡をすること」という条件のメーカーが多いです。

後者の場合、マットレスが合わないと思っても、該当の期間だけ自宅にマットレスを保管しておかないといけませんが、前者は返品したいときにいつでも返品が可能です。

10. 収納性の高い、三つ折り・四つ折り、折りたたみ可能な高反発マットレス

「折り目が付いていて、平たく収納できるもの」のなかから、「収納性以外の性能について、バランスが良いもの」を順にランキングしました。

ランキングに入らなかったけど折りたたんで収納できるマットレスは以下の3製品。

• エムリリー
• ムアツふとん
• オクタスプリング

収納できるマットレスのなかには、丸めるようにしてマットレスをコンパクトにまとめるものがありますが、折りたためるマットレスのほうが、少ないスペースで収納可能なので、ランキングは折りたためるものを優遇しています。

丸めるように収納するタイプは以下の3製品。

• モットン
• 雲のやすらぎ
• トゥルースリーパー(プレミアケア)

11. サイズ展開の多い高反発マットレス

体格や利用シーンに合わせて、柔軟にサイズを選べるマットレスを紹介します。

背の高い方には「ロングサイズ」の高反発マットレス

小柄な方には「セミシングルサイズ」の高反発マットレス

ゆったり寝たい方には「セミダブルサイズ」の高反発マットレス

セミダブルサイズはその他のマットレスにも用意されていますが、性能のバランスが良い順にランキングをした結果、このような結果となりました。

以下は、セミダブルサイズのある、その他のマットレス。

• エアウィーヴ
• 雲のやすらぎ
• 13層やすらぎ
• ムーンムーン
• オクタスプリング
• エムリリー
• トゥルースリーパー
• エイプマンパッド

2人で寝たい方には「ダブルサイズ」の高反発マットレス

セミダブルサイズと同じく、ダブルサイズはその他のマットレスにも用意されていますが、性能のバランスが良い順にランキングをした結果、このような結果となりました。

以下は、ダブルサイズのある、その他のマットレス。

• エアウィーヴ
• 雲のやすらぎ
• 13層やすらぎ
• オクタスプリング
• エムリリー
• トゥルースリーパー
• エイプマンパッド

2人でゆったり寝たい方には「クイーンサイズ」の高反発マットレス

クイーンサイズともなると、選択肢は、「マニフレックス」と「トゥルースリーパー」の2つに限られます。

ちなみに、クイーンサイズ1台とシングルサイズ2台は同じサイズ・面積。それぞれに、

• クイーン1台：費用が安くすむ
• シングル2台：互いの好みを尊重できる、互いの振動が伝搬しない

というメリットがあるので、状況に応じていずれかを選択しましょう。

さらにゆったり寝たい方には「キングサイズ」の高反発マットレス

今回の比較対象にはキングサイズ対応のマットレスはありません。

楽天やAmazonで探せば、一応あるにはあるんですが、ノーブランドの製品が多いですね。

キングサイズともなると、手入れやローテーションが大変ですし、収納も難しくなります。選んでもクイーンサイズまでが無難だと思います。

どうしても、という方は↓こちらを参考にしてください。

• Amazon「キングサイズ 高反発マットレス」検索結果
• 楽天「キングサイズ 高反発マットレス」検索結果

12. その他、ニッチな条件に応じた高反発マットレス

「スポーツ選手が使うものは間違いない」アスリート愛用のマットレス

「歴史が大切」有名メーカー、信頼できる高反発マットレス

「日本人はやっぱり布団」お布団タイプの高反発マットレス

「国産が一番」安心の日本製高反発マットレス

「細かいグレードにこだわりたい」モデル数の多い高反発マットレス

最近注目の新興・高反発マットレス

「硬すぎるのはちょっと・・・」小柄な方におすすめのマットレス

総合力に優れた、おすすめの高反発マットレス【総合力トップ3】

ここまで、条件別に最適なマットレスをランキング形式で紹介してきました。しかし、どの条件を優先すべきか決めきれず、なにを選べば良いかまだ悩んでいる方も多いと思います。

そこで、本項では、「条件が決まっていない方におすすめするとしたら？」というテーマで、最もバランスが良く、どんなニーズにも応えられるマットレスを選出しました。

本記事をじっくり読んでくださった方なら分かるかもしれませんが、図らずも、「コスパ」編で紹介したランキングとまったく同じ構成となりました。

• 適正な価格であること
• 第三者機関の品質検査実施済み
• 十分な密度
• 優れた反発力
• 収納や洗濯、その他のオプションに優れる

これらの項目で比較すると、今回選出したトップ3の製品と他の製品との間には大きな差が開きます。しかし、トップ3同士はかなりの僅差。マットレスとしての基本的な性能はいずれも大きな差は見受けられないので、その他のオプションに何を期待するか（優先するか）によって自ずと選ぶべき製品が決まります。

数万円超えの買い物をする上で、精神衛生的にも信頼感は大切です。あれこれと無駄な心配をしたくないのなら、マニフレックスは第一候補になるでしょう。

ただし、本記事で紹介したメッシュ・ウィングは「170N」とかなりの硬度。女性や小柄な方、「自分の体には硬すぎるんじゃないか」と不安が残る方には、同マニフレックス製品の「メッシュウィング・レオナルド（表面115N、裏面170N）」と「DDウィング（表面75N、裏面170N）」をおすすめします。

これらの製品は両面設計になっていて、170Nの硬度にプラスして、それぞれ「115N」と「75N」の硬度の面を併せ持つ作りとなっているので、「170Nは硬すぎるんじゃないか」という不安が残る方には最適なマットレスです。

「それでもやっぱり不安！決めきれない！」という方には、「モットン」 or 「エイプマンパッド 307 厚み7cm 三折り」をおすすめします。なぜなら、この2つは無料でお試しできるから。

無料で様々な高反発マットレスをお試しする方法

マットレスを決めきれないときは、返金保証を上手に使って様々なマットレスを試してみましょう。

例えば、『「170Nは硬すぎるか心配だ」という人は、まず送料込みで返金保証をしている「エイプマンパッド（166N）」を試してみます。「エイプマンパッド（166N）」が硬すぎると感じれば、エイプマンパッドを返品して「モットンの140N」を試す。それでも硬ければ、マニフレックス「DDウィング（75N）」や「トゥルースリーパー（65N）」を、、、』といったように、返金保証の付いたマットレスを渡り歩けば、様々な硬度のマットレスを実際に使った上で評価することができます。

「どの硬さを選べばよいか決めきれない(´Д⊂」という方は、ぜひ実践してみてください。

まとめ：条件別に最もおすすめな高反発マットレスを一覧

というわけで、人気・売れ筋の高反発マットレス12製品を比較して、条件別に最適なマットレスを紹介してきました。

最後に、記事で紹介したランキングの内容をまとめます。

今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

記事がお役に立てたなら、ぜひお友達にも紹介していただけると嬉しいです。