
「SEOの評価が上がるらしいし、そろそろSSL対応しておきたい。でも、下手に変更して収益にマイナスの影響が出たら嫌だし、ちゃんと変更できるか不安・・・。どうやって変更したらいいの?漏れなく変更するにはどうしたらいい?」
この記事では、こういった疑問に応えます。
1. サーバー毎にSSL化の手順を踏む
ブログやサイトを動かしているサーバー毎に、それぞれ決められたSSL化の手順を踏みます。
例えば、minibirdならば以下を参考にSSL化を進めます。
はてなブログなら以下を参考に。
エックスサーバーなら以下。
それ以外のサーバーでブログやサイトを運営されている方は、各サーバーのSSL化についての手順を参照するか、それぞれのサポート窓口までお問い合わせください。
2. SSLに対応したURLにアクセスできることを確認する
1.で行ったSSL化の設定が各サーバーに反映されるまで最短で30分、長くて3日ほど時間がかかります。通常は数時間以内に終わることが多いようです。
3. ソースコードの修正
サイトを構成する .html や .css ファイルに含まれる、サイト内部のファイルを参照する記述をSSLに対応させます。これは絶対パスで指定している箇所、つまり「http://〜」というパスで記述されている箇所が修正の対象となります。
主に以下の修正が必要です。
- 「aタグ」のhref属性
- 「linkタグ」のhref属性
- 「imgタグ」のsrc属性
- 「script」タグのsrc属性
- .cssで background-image: 等の指定に含まれるURL
また、パスを修正する際は “http://〜” という記述を、 “//〜” というプロトコルを省略した形に変更しましょう。こうすることで、サイトにアクセスした際のプロトコルに応じて、参照するパスが動的に決まる仕組みに変わります。例えば、
- 非SSL(http://〜)でアクセスしたときは、 http://〜 のファイルを参照
- SSL(https://〜)でアクセスしたときは、 https://〜 のファイルを参照
という形になります。
プロトコルを省略したパスを指定する際に気をつけたいのは、外部のリンクやファイルを参照するときにプロトコルを省略してしまうと、参照先が参照元のプロトコルに対応していない場合に表示エラーとなってしまうという点。ですから、外部のファイルやリンクを参照するときは、安全のためにプロトコルを指定するのが良いでしょう。
4. 記事を修正する
記事のなかで、リンクやファイルを絶対パスで参照している箇所を修正します。
修正する際は記事全文を「http://ドメイン名」のキーワードで検索をかけて、「//ドメイン名」で置換をすると早いです。
wordpressを利用している場合は、「Search Regex」等の全文検索&置換用のプラグインを入れると作業が捗ります。
CMSのルートURLを変更する
例えばCMSにWordPressを利用している場合は、「Wordpress > 設定 > 一般」より、以下をSSLに対応したURLに変更します。
- WordPressアドレス (URL)
- サイトアドレス (URL)
CMSによってはメニュー部分のURLを直打ちしている場合があると思います。その場合も、該当箇所をSSLに対応したURLに変更しておきましょう。
5. ASPやGoogle Adsense他、各種ウェブサイトの登録情報を変更する
Google Analytics
「管理 > サイト名 > プロパティ設定」より、デフォルトのURLをSSLに対応したURLに変更します。
Google Search Console
「プロパティを追加」から、SSLに対応したURLを追加します。Search Consoleではサイトのすべてのバージョンを追加することが推奨されています。ですから、一般的には非SSLのプロパティを含め、以下の4つのプロパティを登録しておくと良いでしょう。
- http://www.ドメイン.com
- http://ドメイン.com
- https://www.ドメイン.com
- https://ドメイン.com
プロパティを追加したら、サイトマップを送信しておきましょう。SSL化したURLに対応したsitemap.xmlを生成して、「Search Console > クロール > サイトマップ」から、サイトマップを送信します。
Googleの検索エンジンにSSL化したURLが反映されるまで、1〜2週間かかります。「http://〜」と「https://〜」の検索トラフィックを見比べて、流入状況がSSL化したURLに移り変わったと判断できるタイミングで、非SSLのプロパティ上で登録していた古いサイトマップは削除しておきましょう。
Google Adsense
SSL化によってウェブサイトのURLを変更する必要はありません。
A8
「サイトの登録・修正・削除」の画面から、SSL対応後のURLに変更します。
afb
「登録情報管理 > サイト情報 > サイトURL変更」の画面から、SSL対応後のURLに変更します。
変更後はサイト情報が審査中に変わります。審査中に発生したアフィリエイト報酬は否認される可能性もあるので、この点は注意が必要です
ValueCommerce
「設定 > サイト情報」の画面から、SSL対応後のURLに変更します。
felmat
「サイト管理 > 登録済サイト一覧」の画面から対象のサイトを選択し、SSL対応後のURLに変更します。
Amazonアソシエイト
SSL化によるURLの変更届けは不要です。ただし、「http://」や「https://」以降のドメインが変更になる場合は届けが必要です。気をつけましょう。
楽天アフィリエイト
「ユーザー情報の確認・変更」の画面から対象のサイトを選択し、SSL対応後のURLに変更します。
6. SSL化したサイトへ転送する設定をする
ここまでの設定が終われば、あともう少し。
古いURL、つまり「http://~」にアクセスがあった際に、自動的に「https://~」のURLへ転送する設定を行います。以下の記述をルートディレクトリにある「.htaccess」に追記しましょう。
RewriteEngine On RewriteCond %{HTTPS} !on RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
以上でSSL化対応は終わりです。お疲れ様でした。