買い物における商品価格は、品質を見極める上で大切な指標の１つです。

例えば、マットレス。何年も続く老舗メーカー製は寝心地が良くても価格は高く、新興国のノーブランド品は安いけれどそれなりです。

もちろん例外もあるでしょう。「コスパ最高！」と喜ばれるような、安くて質の良いものは確かにあります。逆に、ブランド品と呼ばれるものにも粗末な商品はあるはずです。

しかし、そういったケースはあくまで例外。

これまでの経験ですでにお分かりだと思いますが、世の中の多くの商品（たとえば化粧品や電化製品にしても）は、ほとんどの場合、品質と価格が比例します。

商品の価格には意味があり、安いものには安い理由が、高いものには高いだけの理由があります。

このページでは、国内でベッドを販売する主要メーカー15社の全200種類のマットレスについて、希望小売価格の高い順に、1位から200位まで順位を付けて紹介しています。

さらに、この順位を元にして、それぞれのマットレスを「AAA、AA、A、B、C」の5段階に格付けしました。

商品の品質を価格で保証しきれるわけではありませんが、いくつかの商品を比較する際、誰にとっても明快で妥当な指標というのは、価格のほかに無いでしょう。

• マットレスを買うにあたって、予算の目安を決めたい
• 予算内にある商品のバリエーションが知りたい
• 購入を検討しているマットレスの、相対的な価値を知りたい

という方は、ぜひ参考にしてください。

マットレス比較・格付けの概要

比較・格付け対象の全データを集計、分析

今回の格付けは、シモンズからニトリまで、国内外の主要メーカー15社200製品を対象にしています。これらの全データをいくつかの項目で集計したので、参考までにご覧ください。

メーカー	製品数	平均価格	最高価格	最低価格
シモンズ	22	¥223,462	¥658,800	¥81,000
シーリー	13	¥184,650	¥304,819	¥87,091
サータ	21	¥176,876	¥345,600	¥97,200
フランスベッド	44	¥161,607	¥540,000	¥20,469
日本ベッド	9	¥155,400	¥243,000	¥86,400
東京ベッド	18	¥141,000	¥291,600	¥54,000
アイシン精機	8	¥132,894	¥214,920	¥72,252
一番星	2	¥68,900	¥98,000	¥39,800
無印良品	9	¥43,032	¥89,900	¥7,990
モットンジャパン	1	¥39,800	¥39,800	¥39,800
マニフレックス	2	¥37,962	¥39,204	¥36,720
ユーズドステーション	1	¥32,000	¥32,000	¥32,000
ニトリ	47	¥30,185	¥79,900	¥1,990
エムリリー	2	¥25,480	¥27,980	¥22,980
総計	200	¥126,610	¥658,800	¥1,990

マットレスは「12万円」が１つのボーダーライン

全製品のうち、最高価格はシモンズの¥658,800で、最低価格はニトリの¥1,990となりました。

メーカーを平均価格の高い順に見ていきますと、見事に、その頭文字を取って3Sと称される「シモンズ」「シーリ」「サータ」のベッド3大メーカーがトップを席巻していることが分かります。

また、全200製品を平均した価格は ¥126,610。 価格だけで見れば、この金額がベッドのGood👍/Bad👎を計る分かりやすい基準の１つとなりそうです。

製品数はニトリとフランスベッドが断トツ

なんとマットレス非専門のニトリが製品数でトップ。ニトリ独自のブランドに加えて、フランスベッドやシーリーと共同で製作したモデルの存在がトップを取った要因の１つと考えられそうです。

２位につけたのはフランスベッド。医療用や女性用といった、幅広い層にリーチできるラインナップの多様さが順位に影響したようです。

モットン、マニフレックスなど、ネットで人気のマットレスは横ばい

インターネットで特に人気のある高反発マットレス類（モットン、マニフレックス、エムリリー等）は、いずれも価格が似通っており、どれを選ぶかは、使用している素材や技術への信頼度、返金保証の有無などが決め手となりそうです。

格付けの根拠は、公式発表のメーカー希望小売価格

それぞれのマットレスに順位を付けるにあたって参考にした値は、各メーカーが発表している当該マットレスの希望小売価格です。対象にしたサイズは、販売されているなかで最も小さいもの。

なお、このページで扱うデータは、すべて、各メーカーの公式サイトと製品カタログから抜粋しています。一部、公式サイトで価格を扱っていない製品もありましたが、その場合は直接メーカーに問い合わせて価格の確認を取っています。

レポートのお願い

価格改定や新しい型番の発表により、本来の商品価格と格付けに記載している内容にズレが生じる可能性があります。

このページはすべて個人で管理しています。製品情報にアンテナを張り、価格更新があった際は極力対応するつもりでおりますが、いくつか取りこぼしが出るかもしれません。ですから、もし、ページ閲覧中にデータの誤りに気付いた方は、お手数ですが @hnl までご連絡いただけると助かります。

「AAAランク」1位〜40位

AAAランクの製品一覧

3S(シモンズ、シーリー、サータ)ら海外創業の有名メーカーを始め、日本ベッドやフランスベッドといった国内有名メーカーのラグジュアリーなラインが並びます。いずれもメーカーの顔になるような、価格に見合うゴージャスなマットレスばかり。

それぞれの特色を見ると、通常のラインよりもコイルや内部の構造に工夫があるもの、マットレスの表面や詰め物に特殊な加工が見られるものが多いです。

それでは、1位から40位まで一気にAAAランク製品を見ていきましょう。

AAAランクの製品を集計、分析

健康を左右する「体圧の分散」や「体を支える役割」を担うコイル自体の機能の高さに加え、マットレス表面の詰め物や生地の質にこだわることで、「体を横たえたときの寝心地の良さ」を分かりやすく実感できるラインナップとなっています。

いずれの製品も、長く使えて、心から満足のいくマットレス と言えるでしょう。

以下はAAAランクのマットレスを、いくつかの項目で集計した結果です。

メーカー	製品数	平均価格	最高価格	最低価格
シモンズ	10	¥329,940	¥658,800	¥189,000
フランスベッド	9	¥323,400	¥540,000	¥205,200
シーリー	5	¥250,387	¥304,819	¥206,842
サータ	8	¥247,050	¥345,600	¥189,000
東京ベッド	4	¥237,600	¥291,600	¥194,400
アイシン精機	1	¥214,920	¥214,920	¥214,920
日本ベッド	3	¥210,600	¥243,000	¥194,400
総計	40	¥280,886	¥658,800	¥189,000

栄えある1位は、ベッドの雄シモンズ「アルティメイトピロートップ」

技術と威信をかけた各メーカーの集大成が並ぶなか、見事1位を取ったのは シモンズ「アルティメイト(ピロートップ)」。 完全受注生産品。

4インチと5.5インチのコイルが一つのマットレスに詰め込まれていて、マットレス単体でダブルスプリング構造となっている、まさに「究極」のマットレスです。

シモンズの象徴と言えば、ポケットコイルと「ダブルクッション(DC)」システム。こちらのモデルも例外でなく、+¥79,920 でDC仕様になります。

つまり、マットレスと合わせれば 泣く子も黙るトリプルスプリング構造。 文字通り、最高品質の寝心地にギャン泣きする赤子が泣き止むかも？

シモンズの製品については、以下の記事「シモンズ」の項で詳しく解説しています。

ランクイン数もシモンズがトップ。フランスベッドが健闘

「AAA」40製品のうち、シモンズが10製品のランクイン。これにサータ、シーリーが続くと思いきや、割って入ったのが日本メーカーのフランスベッド。最高価格・製品数ともに、トップに迫る勢いでした。

フランスベッドで注目したいのは、3位「TD-SLK」。国産のマットレスらしく、日本の高温多湿という風土に合わせて、通気性に強くこだわった製品です。

スプリング構造は、1位「アルティメイトピロートップ(+DC)」と同様、驚きの3段構造。贅沢に組み込まれたスプリングの3層が、寝心地と耐久性を両立させ、しなやかな剛性を生んでいます。

アルティメイトと同じく、TD-SLKも完全受注生産品。購入の際は、余裕をもって注文すると良いでしょう。完成まで、およそ45日要します。

フランスベッドについては、以下の記事「フランスベッド」の項が詳しいです。

その他、一度は寝心地を確かめたい人気マットレス

紹介したもの以外でも下記のマットレスは名機と名高いです。ショールームや家具店で見かける機会があれば、寝心地の違いを確認しておくと良いかもしれません。

• シモンズ
  • ピロートップシリーズ（アルティメイト、グラン、プラッシュ、ニューフィット、ゴールデンバリュー）
• サータ
  • スーペリアデイシリーズ
  • iSeries
• シーリー
  • クラウンジュエルシリーズ
• 日本ベッド
  • シルキーシリーズ
• フランスベッド
  • THE FRANCEBEDシリーズ
• 東京ベッド
  • ファイテンシリーズ

「AAランク」41位〜80位

AAランクの製品一覧

惜しくも「AAA」からは漏れたものの、マットレス内部のコイル構造とマット表面の加工には十分贅沢な素材と工夫が見られ、文句なく高級マットレスという位置づけの製品が並びます。

価格はいずれも10万円以上。5桁代のマットレスと寝比べてみれば、誰にでも明らかな違いを実感できると思います。

AAランクの製品を集計、分析

各メーカーの優良機が並んでいます。八王子のとある家具店で伺ったところ、最も販売数が多いのがこの価格帯になるそうです。

最高機に負けずとも劣らない機能でありながら、価格は手を出しやすい範囲にあるというのが人気の理由ではないでしょうか。

メーカー	製品数	平均価格	最高価格	最低価格
アイシン精機	2	¥172,800	¥187,164	¥158,436
シモンズ	6	¥164,700	¥183,600	¥140,400
シーリー	5	¥163,296	¥185,069	¥146,966
フランスベッド	15	¥159,973	¥189,000	¥144,000
日本ベッド	2	¥159,300	¥162,000	¥156,600
東京ベッド	4	¥157,950	¥183,600	¥140,400
サータ	6	¥154,800	¥172,800	¥140,400
総計	40	¥160,727	¥189,000	¥140,400

人気マットレスが出揃うAAランク

例えば、

• シモンズなら「ニューフィット」「ゴールデンバリュー」「エクストラハード」の型番AAから始まる6.5インチシリーズ
• サータなら「サータ ポスチャーZCハード6.8ボックストップ」のポスチャーシリーズや、iSeries
• シーリーなら「ラグラス」「クラリス」のチタンコレクションシリーズ

など、価格と機能のバランスが取れたマットレスが並びます。

我が家で使うマットレスもこの価格帯。日本ベッドの「シルキーポケット」です。シルキーポケットについての感想などは別記事に書いていますので、興味のある方は以下の関連記事をご覧ください。

アイシン精機「ASLEEPシリーズ」に注目

アイシン精機はトヨタグループの傘下にあるメーカーで、昔は「トヨタベッド」、いまは「ASLEEP」というブランドで製造・販売をしています。1966年創業。ASLEEP自体は2006年に設立されました。

世界最高水準の技術力を有するトヨタですから、その技術力を活かして、既存のベッドメーカーとは異なる角度から「理想の睡眠環境」を研究しています。

ASLEEPの特徴はコイルでもなくウレタンでもない、「ファインレボ」という独自の新素材にあります。

詳細は、以下の関連記事「アイシン精機」をご確認ください。

シモンズ「AA」と「AB」の違い

シモンズのマットレスにはAAから始まる型番、ABから、BBから始まるものがあります。それぞれの違いは、

AA: 世界標準仕様
AB: かためを好む日本仕様
BB: 量販廉価モデル

と分かれていて、ホテルなどに納品されている「シモンズ」はAから始まる型番がほとんどです。

AAシリーズとABシリーズは好みによって評価が分かれますが、BBシリーズに関しては大きく寝心地が異なるので、購入する際は注意が必要です。

シモンズという名前だけで選ばないよう、お気をつけください。

「Aランク」81位〜120位

Aランクの製品一覧

平均価格のボーダーとなるのがこちらのランク。平均とは言うものの、シモンズのAB〜シリーズや、サータのポスチャーシリーズ、シーリーのエッセンシャルズなど、性能が高く、根強い人気のある製品が並びます。

予算を10万円前後でお考えの方にも、こちらのランクの製品はおすすめです。

Aランクの製品を集計、分析

詰め物の内容では上位機種に劣るものの、内部のコイルは高級ラインと同じものを使っている製品も多いです。

例えば、85位フランスベッド「LT-750CN AS」のコイル構造は、AAAランクの「LT-920 AS」や、AAの「LT-910N AS」と同じ「高密度連続スプリング」となっています。

詰め物は体のあたりを良くしますが、体を受け止めるホールド感が強めにでますので、体が大きい方や、硬めの寝心地が好みという方には、むしろこのランクの詰め物が薄いマットレスのほうが体に合うかもしれません。

メーカー	製品数	平均価格	最高価格	最低価格
日本ベッド	3	¥120,600	¥129,600	¥108,000
フランスベッド	11	¥119,255	¥135,000	¥97,200
東京ベッド	6	¥116,100	¥140,400	¥91,800
アイシン精機	3	¥115,668	¥135,756	¥94,500
サータ	7	¥115,600	¥135,000	¥97,200
シーリー	3	¥110,678	¥130,637	¥87,091
シモンズ	5	¥109,512	¥122,040	¥89,640
一番星	1	¥98,000	¥98,000	¥98,000
無印良品	1	¥89,900	¥89,900	¥89,900
総計	40	¥114,847	¥140,400	¥87,091

有名メーカーの人気マットレスが手の届く価格で出揃い始める

このランクになると、憧れのメーカーのマットレスが買いやすい価格で登場します。

「20万円前後の高級ラインには手が出せないけど、有名メーカーの寝心地を体験してみたい」

という方におすすめのランクです。特に以下の製品は人気も高く、地方の少し大きい家具店に行けば試寝できる機会も多いと思います。

• シモンズ「ABゴールデンバリュー、ABニューフィット」
• サータ「ポスチャーシリーズ」「ポスチャーセレクトシリーズ」
• シーリー「レスポンスシリーズ」
• 日本ベッド「ビーズポケットシリーズ」
• 東京ベッド「Rev.7シリーズ」

今まで3万円前後のマットレスを使われていた方は、ぜひ一度このランクのマットレスをお試しになってください。きっと価値観が変わります。

個人的には「無印良品の高級品 ＜マットレスメーカーの安価品」

「餅は餅屋」とはよく言ったもので、無印良品のマットレスも大変優秀ではありますが、それでも歴史の長いマットレス専門メーカーを相手にするには分が悪いんじゃないか……と思います。

例えば118位の無印良品「増量 超高密度 ポケットコイルマットレス」は¥89,900。この価格であれば、シモンズの「AB1731A」や「AB1721A」を選択肢に入れることができます。

安価で質の高いものを作るという点で、無印良品は素晴らしいと思いますが、同価格帯に専門メーカーの製品があるのであれば、後者を選んだほうが満足度は高いと思います。

「Bランク」121位〜160位

Bランクの製品一覧

平均以下の価格帯が並ぶこのランク。有名メーカーはほぼ姿を消し、ニトリや無印良品、ネットで人気の高い高反発マットレスメーカーが台頭してきます。

価格が平均以下とは言え、コスパの高い製品が多く集まるのもこの価格帯。121位から160位までじっくりと製品を見ていきましょう。

Bランクの製品を集計、分析

ランクの半分をニトリと無印製品で占めています。やはり低価格帯になるとこういった量販店メーカーが強みを発揮します。

そんな中で注目したいのが、確かな歴史と技術を持つ、老舗ベッドメーカーの安価なライン。そして、通販サイトやインターネットの口コミで非常に評価の高い新興メーカーの高反発素材のマットレスです。

「低価格でありながら質を担保する ＝ コスパの高いマットレス」が集まるのがこのランクの特徴になります。

メーカー	製品数	平均価格	最高価格	最低価格
日本ベッド	1	¥86,400	¥86,400	¥86,400
シモンズ	1	¥81,000	¥81,000	¥81,000
アイシン精機	2	¥77,814	¥83,376	¥72,252
無印良品	3	¥67,600	¥80,000	¥49,900
東京ベッド	4	¥64,800	¥75,600	¥54,000
フランスベッド	7	¥62,794	¥81,000	¥45,360
ニトリ	18	¥56,503	¥79,900	¥39,900
一番星	1	¥39,800	¥39,800	¥39,800
モットンジャパン	1	¥39,800	¥39,800	¥39,800
マニフレックス	1	¥39,204	¥39,204	¥39,204
総計	40	¥59,961	¥86,400	¥37,980

確かな技術でこの価格。東京ベッド「Rev7.Nブルーラベル」

「東京ベッド」と「フランスベッド」は、長い歴史と確かな技術を持つ由緒正しきベッド屋でありながら、コストパフォーマンスの高い安価な製品を販売しています。

なかでも、おすすめは東京ベッドの「Rev7.Nブルーラベル」。

こちらはポケットコイルタイプのマットレスになりますが、店頭で試寝したときの印象では、ポケットコイルの特徴である身体の凸凹にフィットするホールド感だけでなく、体を面で支えるマットレスに見られるような、反発力を伴うしっかりとした感覚の両方の寝心地を感じました。

身体への負荷を減らしつつ、しっかりと寝返りをサポートしてくれる素晴らしいマットレスです。恐らくですが、コイルの線径と詰め物の薄さが「しっかり感」を演出しているのだと思います。

腰痛や身体の大きい方は、この「しっかり感」のあるマットレスを選ぶと良いでしょう。（ベッドの選び方については、以下の関連記事を参考にしてください。）

小柄な妻と寝ることを考えるとこちらを選ぶことはできませんでしたが、仮に僕が一人暮らしをしていたならば、確実にこのマットレスを選んでいたと思います。

2018/8/9 追記: 今東京ベッド製品を買うなら「neruco」がおすすめ！

ベッド通販専門店「ベッドコンシュルジュ-ネルコ-」 は、僕がよくおすすめしている通販サイトで、ここは配送料金が無料というだけじゃなく、自分でやると面倒な「開梱・設置」を無料でやってくれる商品が多いということもあってかなり便利に使えるんですが、ここ、9/2まで限定で、東京ベッド製品を購入したお客さんだけにポイントが10%還元 されるみたいです。

滅多にないチャンスなので、いまRev.7シリーズの購入を考えている方は「neruco」を利用すると良いと思います。

有名メーカーの寝心地を低価格で手に入れられる、ニトリ×シーリー

我が家でベッドを買い換える際に、最初に候補にしたのがニトリ×シーリーです。

買い換え前は無印良品の脚付きマットレスを使っていましたが、ニトリ×シーリーを試したときに、マットレス表面の詰め物の違いからか、いままで感じたことのない「ベッドに包み込まれる」ようなフィット感を覚え、たいへん感動しました。

現状で3万円前後の安いマットレスを使っている方が、できるだけ手頃な価格で、それでも一段上の寝心地を求めているということであれば、ニトリ×シーリーのマットレスはぜひ試していただきたい製品の１つです。

腰痛対策やコスパを求めるなら高反発マットレスを選択肢に入れる

157位〜160位に固まった以下のマットレスは、ネットでの口コミや評価が高い新興メーカーのマットレスです。

• モットン
• マニフレックス
• 雲のやすらぎ

高反発マットレスはコイルマットレスよりも寿命が短い（5年程度）のが欠点ですが、

• 長期的に利用するマットレスはまだ要らない
• 繋ぎで利用できるような、安価で質の高いマットレスが欲しい

とお考えの方には、合理的な選択になると思います。

ネットでの取り扱いのみで、ショールームや店舗での販売がない＝寝心地を確認できないことが最大の欠点ですが、利用して満足しなかった場合に「返品・返金保証」をしているメーカーもなかにはあるので、一度も寝心地を確かめないまま購入するのは不安だ、という方はこういったオプションのあるメーカーから購入することをおすすめします。

「Cランク」161位〜200位

Cランクの製品一覧

今回対象にした200製品のうち、最も低価格のマットレスが集まるこのランク。70%がニトリ製品となっています。

「寝心地よりも価格を重視したい」という方は、こちらのランクを参考にしてください。

Cランクの製品を集計、分析

メーカー	製品数	平均価格	最高価格	最低価格
マニフレックス	1	¥36,720	¥36,720	¥36,720
ユーズドステーション	1	¥32,000	¥32,000	¥32,000
エムリリー	2	¥25,480	¥27,980	¥22,980
フランスベッド	2	¥24,583	¥28,697	¥20,469
無印良品	5	¥18,918	¥30,900	¥7,990
ニトリ	29	¥13,850	¥37,692	¥1,990
総計	40	¥16,627	¥37,692	¥1,990

コイルマットレスは厳しいが、ノンコイルなら選択肢がある

この価格帯になると、コイルマットレスの選択の幅は多くありません。とは言え、ニトリ製のポケットコイルはなかなか侮れないものも多く、店頭で試した印象ですと「ポケットコイルマットレス(Nスリープ ハード H1-02)」などは、僕と同じ大柄な方ならかなり満足のいく寝心地ではないかと思います。

一方、高反発や低反発といったノンコイルマットレスの選択肢は多いです。

エムリリーやマニフレックス、39デザインといった高反発マットレスを専門に扱うメーカーや、ニトリの幅広い製品数のなかから好みに合わせて自由に選ぶことができるでしょう。

まとめ

以上、「15社200製品のマットレス格付け」でした。

今回はメーカーの希望小売価格で格付けを行いましたが、実際に店頭やネットショップに並ぶ場合、商品価格はもう1割ほど下がります。

特に、ネット通販サイトを利用してお得な時期に購入すると、10%〜20％ほどポイントが還元されることもありますので、希望している製品のもう一つ上のランクを狙えるかもしれません。

ポイント還元率が高いサイトや、地味に料金がかさむ配送料やベッドの開梱設置を無料で行ってくれるサイトはどこなのか、24件の通販サイトを比較して、最もおすすめできるものをランキングでまとめたページを用意したので、ぜひこちらも参考にしてみてください。