わたくし昨年で29歳となりまして、年が明けたことでついに20代最後の年を迎えたわけですけども、二年前に禁煙したことと、結婚で生活習慣が変化したことなどが重なり、元々 180cm/60kg というクソガリ体型だったものの、今では 180cm/85kg という立派なクソデブと相成りまして、こりゃいかん!とは思いつつも、元来努力とは無縁なタイプですので、贅肉を落とす辛さからずっとずっと逃げ続けてきたわけですが、先日久しぶりに会った旧友たちから投げかけられた、心無い「デブ」「豚」「キモい」などの罵詈雑言に大層ヒットポイントを削られ、「キモい」のは太ったことに起因しないよ…?などと別の箇所で傷つきながらも、ついにわたしはダイエットを決意したのでした。
そしてこの本をポチった!クソが!痩せるぞ!
どうしてダイエットにこの本を選んだの?
著者の石川善樹さんのことはほぼ日で糸井さんとの対談やGoogleが血糖値をKPIにしている記事で知っていて、科学的な難しいことでもすげー簡単な言葉で説明してくれる凄い人って印象があったので、この人の本を読めば太るメカニズムをきちんと理解した上でダイエットできるだろうって予感がありました。
禁煙したときの経験則では、ぼくの場合、原理原則が分かっていればある程度の欲求は抑えられるっぽいんですよね。「いまタバコを吸いたいのは、脳がこうなって、あーなってるからで、吸いたいと思ってるんじゃなく、吸いたいと思わされてるからだ」みたいな。理屈が分かると耐えられるんです。逆に気力や根性だけで欲求を抑え込むのは無理。
なにが書いてあるの?
ダイエットのゴールは痩せることではなく、痩せた体型を維持できるような、健康的な生活習慣を身につけること。
多くのダイエット法やダイエッターは、痩せることをゴールに設定しているから、リバウンドとダイエットを繰り返してしまう。
ダイエットは、痩せるための減量期と、痩せた体型を維持する生活を習慣化するための維持期に分けて考える必要がある。
といった説明から入り、人はどうして太るのか、痩せるためには何が必要かといったことの解説や、具体的にどのように減量するか、どのように健康的な生活を習慣化するかという方法論が書かれています。
どのくらいで読める?
ぼくは通勤の一時間で読み終わりました。あまりにすぐに読めるものだから、行きで一回、帰りに一回と、計二回読みました。
難しい言葉を使わずに優しく丁寧に書かれていて、かなり軽快に読み終わります。糸井重里さんもそういうタイプですけど、こういう難しいことを簡単に伝えられる人って憧れます。
まとめ
脳が本能的に嫌がること(ご飯を少なくする、毎日運動する)をどのようにして習慣化させるか、ていう話が新鮮で面白かったです。あとは「なんで太るのか、痩せるためにはどうしたら良いのか」という基本的なことを優しく教えてくれるので、ダイエット実行前の「痩せる心構え」を作るにはちょうどいい本だなーと思います。
あとは痩せるだけ。
痩せるかな!追って連絡いたします。